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(株)アルトルイズムに対する景品表示法に基づく措置命令について/公正取引委員会

消費者庁は、2019年3月29日、株式会社アルトルイズム(以下「アルトルイズム」)に対し、同社が供給する「黒フサ習慣 ブラックマックスS」と称する食品に係る表示について、消費者庁及び公正取引委員会(公正取引委員会事務総局九州事務所)の調査の結果を踏まえ、景品表示法に違反する行為(同法第5条第1号(優良誤認)に該当)が認められたことから、同法第7条第1項の規定に基づき、措置命令(別添参照)を行いました。

・(別添参照)
下記URLをご参照ください

1 違反行為者の概要
名 称 :株式会社アルトルイズム(法人番号 3290001063213)
所 在 地:福岡市中央区赤坂一丁目1番5号7階
代 表 者:代表取締役 瀧川 孝紀
設立年月:平成25年6月
資 本 金:300万円(平成31年3月現在)

2 措置命令の概要
(1) 対象商品
「黒フサ習慣 ブラックマックスS」と称する食品(以下「本件商品」という。)

(2) 対象表示
ア 表示の概要
(ア) 表示媒体
自社ウェブサイト
(イ) 表示期間
遅くとも平成30年4月9日から同年10月23日までの間
(ウ) 表示内容(別紙)

・(別紙)
下記URLをご参照ください

例えば、黒髪の人物の写真と共に、「白髪染めはしたくない!」、「ロマンスグレーはまだ早い!」、「艶のある漆黒に憧れる世代の方に!!」及び「さあ!“黒活”をスタートしましょう!」等と記載するなど、(別表)「表示内容」欄記載のとおり記載することにより、あたかも、本件商品を摂取することで、白髪が艶のある黒髪となる効果が得られるかのように示す表示をしていた。

・(別表)
下記URLをご参照ください

イ 実際
前記アの表示について、当庁は、景品表示法第7条第2項の規定に基づき、アルトルイズムに対し、期間を定めて、当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めたところ、同社から資料が提出された。しかし、当該資料は、当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものであるとは認められないものであった。

ウ 打消し表示
前記アの表示のうち
(ア) 体験談の表示について、自社ウェブサイトにおいて、「体験談は個人の感想で、実感を保証するものではありません。」と記載していたが、当該記載は、一般消費者が前記アの表示から受ける本件商品の効果に関する認識を打ち消すものではない。
(イ) 「1.艶のある深い黒さに※1」及び「2.フサフサボリュームも※2」との表示について、自社ウェブサイトにおいて、「※1:サプリメントの粒の色のことです。」及び「※2:ボリュームのある内容量のことです。」と記載していたが、当該記載は、文字と背景との区別がつきにくく、「1.艶のある深い黒さに※1」及び「2.フサフサボリュームも※2」との記載に比べて小さな文字で記載されたものであることから、一般消費者が前記アの表示から受ける本件商品の効果に関する認識を打ち消すものではない。

(3) 命令の概要
ア 前記(2)アの表示は、本件商品の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示すものであり、景品表示法に違反するものである旨を一般消費者に周知徹底すること。

イ 再発防止策を講じること。

ウ 今後、表示の裏付けとなる合理的な根拠をあらかじめ有することなく、同様の表示を行わないこと。

【詳細は下記URLをご参照ください】
公正取引委員会  2019年3月29日【PDF】発表/(別添、別紙、別表)含む
公正取引委員会 ホームページ
消費者庁 ホームページ

2019年04月01日 13:04