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スリービー、花角味噌醸造など、食品産業優良企業を発表

(財)食品産業センターと(財)食品流通構造改革改善促進機構は7日、食品産業優良企業等の表彰を受ける企業名を発表した。食品産業優良企業等表彰事業は両財団が昭和54年から行っており、今年は27回目。部門は食品産業部門、食品流通部門などの7部門で、それぞれに農林水産大臣賞と総合食料局長賞が置かれている。  健康食品に関連した企業としては、(株)スリービー(本社北海道空知郡、吉成篤四郎社長)を含む5社が、食品産業部門で農林水産大臣賞を受賞した。同社では、北海道に自生する「たもぎ茸」の人工栽培に成功し、生鮮や水煮以外にも、健康食品である「バイオゴッド」の販売やPBブランドの生産、原料供給なども行っている。  評価された理由は、学術的な研究のほか、培養から加工、出荷まで、ISO9001とHACCPの認定を受けた工程で一貫生産体制、水煮加工法やエキス抽出技術の独自開発による製品開発、地域林産業の活性化への寄与、学校給食への導入の取組みなど。  同社営業部・石田真己氏は「大変名誉なことで、社会的な信用につながる。同時に、受賞したことで、この賞に恥じないように、今後も品質管理などにより一層の努力をしていかなければならないと感じている。気持ちを新たにするよいきっかけとなった」と、述べた。  また、食品産業部門総合食料局長賞は4社が受賞した。このうち、(株)花角味噌醸造は、伝統製法を継承しつつ、HACCPとトレサビリティ手法に準じた衛生管理や製造管理の実施などを含む近代化・合理化、生産性の改善や、地方クラスター事業などへの積極的参加、発芽玄米味噌など地元産や国内産原料にこだわった商品開発などが評価されている。  今回の受賞企業は9月30日開催の学識経験者など9名で構成される審査委員会での審査を経て、決定された。表彰式典は11月28日に東京・虎ノ門パストラルにて行われる。

2005年11月14日 16:52