松浦薬業 (株)(本社愛知県名古屋市、横井太社長)は、同社が食品原料として販売するブルーベリーエキス末及びカシスエキスパウダーの老眼に対するヒトモニター試験を実施し、その有効性を確認した。同社では今後、老眼に対応する機能性素材という新たな切り口で、原料提供、商品企画などの拡販を行っていく。 モニター試験は、同社内の男性10例、 女性8例の計18例を対象に、1日あたりブルーベリーエキス末200mgまたは、カシスエキスパウダー170mgを1週間摂取することにより行った。それぞれ摂取前と1週間摂取後に(1)視力検査(萬国式3米用試視力表)(2)調節検査(黙読可能な文字(6~8pt)までの距離)について測定した。 その結果、ブルーベリーエキス末及びカシスエキスパウダーとも、1週間の摂取前後で視力および調節能力の回復が認められた。(下図) 同原料は、これまでアントシアニンなどのポリフェノールを豊富に含むことから、アイケアや抗酸化作用を狙った商品に多く配合されてきた。今回の結果を受け、同社では老眼に対する機能性素材という切り口も加え、拡販を図る。
また、同社グループ会社の松浦漢方(株)は、これら原料を配合した健康食品「ベリーベリーポリフェノール」を発売。1日量(2包)あたりブルーベリーエキス160mg・カシスエキス18mgをはじめ、ラズベリーエキス・大豆抽出物・緑茶抽出物を配合する。同社では今回のモニター結果を受け、文字が見にくくなってきたと感じている40~50代をターゲットに新たな販売促進を展開する。