健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

日本初の化粧品ワンタッチパッケージSNAPPAKが登場

ワンタッチ少量パッケージ「SnapPak」 アルテック(株)(東京都新宿区、加畑洋社長)は、ワンタッチ少量パッケージ「SnapPak」の独占的通常実施権に関するライセンス契約をソーントン・トラスティー・カンパニー(本社:ニュージーランド)と締結。すでに国内生産・販売をスタートし、化粧品メーカーを中心に本格展開を図る。  同製品は、親指と人差し指で両端をつまみ、パキッと折るだけで中身を取り出せる1回使いきりの容器。イメージとしては、ファーストフード店のケチャップなどで使用される容器を薄くカード状にした形状で、これまでにない斬新なパッケージとなっている。  世界各国で特許を有しており、すでにアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア等で化粧品を中心に少量パッケージとして幅広く利用されている。初登場となる日本でも独特の構造を活かし、化粧品業界を中心に販売展開する。  「元々はある化粧品メーカー様の依頼を受け、見つけたのが始まりです。このパッケージの最大の特徴は通常、空気で量の制御をするところを、空気を入れず液を充填する点です。その結果、酸化を極力防げますのでビタミンなど美容系成分に適しています。従って当面は化粧品をメーンに展開を考えています」と同社・パッケージ事業部の繁田知延氏。  ラベル面がカード状(フラット)のため、構造に制限されることなく自由なデザインを施せるほか、広告媒体としての可能性も期待できる。また、同社では、同パッケージとの組み合わせとして、イギリスで特許を取得しているスライディングパッケージ[BURGOPAK]も提案(写真)しており、販促ツールとして極めて斬新でユニークな展開が考えられる。 スライディングパッケージ[BURGOPAK] 化粧品パッケージに必要な環境促進試験も併せて行っており、化粧品業界に求められる基準はほぼ問題ないという。使用感については、乳液、クリーム、ジェル等、粘度のある内容物に関しては問題なく取り出せるものの、美容液等いわゆる水ものでは飛び出す勢いの調整が必要とのことで、内容物との相性、また、消費者のニーズや顧客の要望を踏まえながら施策を進めていく。 新規性という面で興味を示すメーカーも非常に多く、早ければ冬にも同製品採用第一号がお目見えする予定。立ち上げ後3年間で10億~30億規模の売り上げを計画する。

2008年07月17日 17:30