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単体フィルムで箱型袋

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開発提案型の製袋機メーカー、キョウエイ(大阪府富田林市)が店頭訴求力の高い製袋品製造を可能にしたサイドシール機の本格的な営業展開を開始した。1枚の単体フィルムを半折機、特殊装置により、流れ方向に折り込み“マチ”を両サイドに付与。マチ部にチャックを装着して立体型に製袋したり、フィルム端部をシールしサイドガゼット袋を作ることも容易だ。10月20日から東京ビックサイトで開催される「2009日本国際包装機械展(ジャパンパック2009)」で公開実演する。

同社が開発した新型製袋機「PP500―2AC」ローラータイプ(特殊仕様)は、1枚のフィルムを半折機とフラップ装置でフィルムの流れ方向に折り込みマチを作り、独自の超音波式溶断シールと熱刃スリットシールでサイドガゼット袋を製袋する。

同一のサイドシール機でそのまま“マチ”に極細のチャックを装着して、底ガゼット、チャック開口部と袋の底部にガゼット加工を施した箱形のチャック付きサイドシール袋もで製袋できる。

サイドガゼット袋は従来の底ガゼット仕様のものに比べトレーや箱、舟型容器などが袋に入れ易くなり、安定性も向上。持運びやすくなるなどのメリットを持つ。

またチャックを備える立体型なら、形状のユニークさがひと際、店頭におけるアイキャッチ効果をもたらすことが期待される。しかも単体フィルムで製造できるので、ラミネートフィルム構成などに比べコストメリットも高い。

同社では、工場で稼働中の既存サイドシール製袋機に取り付けるだけの搭載機も揃えており、受注拡大へ展示会を通じ加工品の製品提案を行い、実績へと結びつけていきたい考えだ。展示会ではサンプル品の展示で来場者に提案する。

2009年10月16日 16:06