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新型パレット洗浄システムを開発

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シブヤマシナリー(石川県金沢市)は、洗浄・剥離システム「SAMACS」(サマックス)を応用した新型パレット洗浄システム「SPW4000N型」を開発し、大手製薬メーカーに納入した。従来の洗浄方式に、新たな水切り機構などを付加したもので、パレット洗浄の自動化を促進するシステムとして注目される。

今回開発の新型パレット洗浄システムは、従来から定評ある洗浄機構を踏襲しつつ、新たな水切り、乾燥機構を採用し、大幅な省スペースと簡略化を図ったもの。

新システムは、「SAMACS」の強力な洗浄力をパレット洗浄に応用した新型パレット洗浄システム。段積みされた樹脂パレットを1枚ずつ取り出して洗浄工程へ搬送し、表面に付着した汚れや埃を洗浄した後、水切り、乾燥して排出する。

洗浄機構については、洗浄効果に優れる混気ジェットのSAMACS方式を採用し、少ない水量で強力な洗浄を実現している。水きり機構は、パレットを立てた状態で垂直軸中心に回転させる新方式を採用することにより、機構を単純化しながら水切り性も維持している。乾燥炉はパレットを立てた状態で厚さ方向に重ねるように配置して、省スペースと熱効率の向上を図っている。

パレットのフォークリフト差込み穴サイズが同じであれば、各種パレットが容易に兼用できる。

1時間当たり最大200枚の高速処理が可能。パレットを立てた状態で搬送・洗浄・乾燥し、加えて乾燥炉内の移動方向はパレットの厚さ方向なので、大幅な省スペース化が可能。

能力は最大毎時200枚。パレット寸法は、縦1100~1200×横1000~1100×厚み144~150㍉。洗浄吐出圧は最大14Mpa、洗浄吐出温度は60度C。

同システムの価格は、仕様によって異なるが、6000万円~7500万円で、年間3~5台の販売を見込んでいる。

2009年11月04日 11:22