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コンパクト充填システムを開発

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液体充填システムなど各種省力化装置を展開するメイワ(和歌山県紀の川市)は、ボトルの洗浄・充填・打栓・キャッピングという一連の工程を一人のオペレーターのみで行えるボトリングシステムの新製品「セル生産対応充填システム」を開発した。システムのダウンサイジング化を追求したほか、柔軟な品種切換え対応力を確保する本体構造などを特長とし多品種少量の充填現場向けに最適な仕様となっている。

飲料をはじめドレッシングや醤油といった多品種小ロット対応が求められる調味料関連のほか化粧品・トイレタリー分野など今後幅広い方面で需要を取り込む公算は大きい。

新製品はボトル洗浄から液体の充填、キャッピングまでの一連の工程をコンパクトにまとめたセル生産対応の自動充填システム。充填・キャッピング工程に加え空ボトルの洗浄ラインなどをコンパクトに一体化し、オペレーター一人で一連のボトリング作業が行える仕組み。

システムにはボトルを自動でつかみトラック状のチェーンコンベアで洗浄や充填などの各工程を搬送する独自の容器搬送機構を搭載。容器サイズの変更などが部品交換なしで対応でき、煩雑に品種切換えが発生する多品種少量生産のラインで優れた機能性を発揮する。

サーボ制御による安定した高精度のピストン充填を実現し液体から高粘体まで幅広い充填が可能。またドレッシングや調味だれなど2液充填も行える。

大型液晶パネルによる容易な操作設定で一連の作業が実行できオペレーターの効率作業を支援。処理能力は500㍉㍑で最大毎分15本となっている。

同社では今後、多品種小ロット生産が求められる調味料関連分野などを中心に拡販を展開。おおむね1200万~1700万円の価格帯を想定し、初年度5台の受注を見込むとしている。

2009年11月11日 10:39