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国内クレジットでVOC対策

北四国グラビア印刷(香川県観音寺市)は、四国電力が進める国内クレジット制度を活用した「VOC排出対策システム」を稼働させることを明らかにした。稼働開始は2010年2月を予定しており、触媒でVOCガスを燃焼処理し廃熱を乾燥工程に利用することで、ボイラ燃料の削減、CO 2排出量の低減を図る。軟包装にとどまらずオール包装業界にとってVOC排出対策、CO 2排出量削減に向けた取り組みは大きな関心事。今後、同制度の活用がどこまで関連業界で活発化するか注目されるところだ。

同社はこれまで、顧客第一の企業姿勢で高品質・納期厳守による製品提供を行い、取引先から厚い信頼が寄せられている。企画・デザインから製版、加工、製袋、納品までの一貫システムを構築しながら、“納期は品質”との考えにより青焼き校了時から11日目に納品を完了する独自システム「GOLD(ゴールド)11」を構築するなど、先進の取り組みは常に話題を集めている。

法令遵守の姿勢に立ち、企業の社会的責任を果たすため、かねてVOC排出抑制への設備導入を模索。さらに地球環境保全に向けCO2 排出抑制を進めるシステム作りの早期導入を試行していた。

地元大手企業として認知される四国電力にあっても、中小企業の省エネルギー対策を支援しCO2 排出枠を得る「国内クレジット」制度を活用し、中小企業が削減したCO2 の排出枠を購入することで自主行動計画に定めた排出削減目標の達成へ取り組みを進めており、今回の制度活用という形で一致をみたもの。

VOC排出対策システムの概要は、送風機で送られたVOCガスを触媒燃焼法で処理し、処理ガスから廃熱を回収し乾燥工程に利用。ボイラで使用するA重油の使用量を低減。またCO2 排出量の削減へとつなげていく。

四国電力との試算によれば、1日8時間稼働の場合、ランニングコストは年間150万円、CO2 排出量では年間78㌧の低減につながることから、同社では来年2月稼働に向け社内整備を進めていく考えだ。

2009年11月26日 11:33 [包装タイムス]
情報提供元:週刊包装タイムス

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