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ヤマブシタケ・エキス(PLM)に強い抗アルツハイマー活性

静岡大学創造科学技術大学院の河岸洋和教授は、米国Maitake Products社(2010年1月1日付けでMushroom Wisdomへ社名変更)と共同開発したヤマブシタケ・エキスに強い抗アルツハイマー作用が認められたとする研究結果を、2009年12月10日より開催されるアメリカ最大の統合医療学会、第17回抗加齢医学学会(通称“A4M”)で発表する。

河岸教授はキノコ研究の第一人者として知られているが、特にヤマブシダケの神経成長因子(Nerve Growth Factor;NGF)産生促進物質を特定し、これを“ヘリセノン”と名付けたことで広く知られている。NGFの合成を促す物質が動物以外の天然成分から発見されたのはこれが最初であり、NGFが認知症に深く関与していることから、アルツハイマー型痴呆症の予防や治療に期待できる物質として、以前から期待されていた。

さらに同教授は、アルツハイマー型痴呆症の直接の原因といわれているアミロイドベータと呼ばれる異常たんぱくの毒性を抑制する画期的な物質を同じヤマブシダケから特定することに成功した。すでにこの物質は“アミロバン”と名付けられ日本でも特許を取得している(日本特許:394,3399)。今回の学会ではMaitake Products社と共同で開発したヤマブシタケ(PLM-フラクション)を使った臨床試験および動物実験の結果を発表する。特に動物実験では現在日本で抗アルツハイマー治療薬として唯一認められている「アリセプト」との比較・併用試験の結果も発表される予定で大いに注目される。

PLM-フラクションは“ヘリセノン”と“アミロバン”の両方が含有した標準化エキスでMaitake Products社の開発担当副社長で静岡大学時代に河岸教授にも師事した庄博士が教授と共同開発したもので、日米で特許出願中である。原料製品としてのPLM-フラクションの日本での発売は2010年3月を予定している。

2009年11月30日 15:41

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