マスクや医薬品販売を主力とする玉川衛材 （玉川幸彦社長） は、 フットケアや冷却グッズなどの雑貨分野が好調だ。
同社は近年、 マスクやうがい薬などの感染予防製品の売上構成比が高まる一方で、 これらは花粉やインフルエンザなど季節性の強い商材でもあることから、 年間を通して安定した売上げを確保できる新たな分野の開拓が必要と判断し、 フットケアと冷却グッズの販売に着手した。
フットケアでは昨年、 履くだけでかかとのケアができる 「かかとケア ショートＢＫ／ロングゲルマＢＫ （ブラック）」 をリニューアル発売し、 売上げは堅調に推移しているという。
かかと部分にシリコンプロテイン入りの 「シリコン特殊加工」 を施すことで、 乾燥しがちなかかと部分をしっかりとケアする。 他の類似品と比べて生地が薄いことも特徴的で、 これにより靴下などと重ね履きした際に生じる違和感も除去した。 繰り返し洗濯することも可能で、 毛玉もつきにくいという。
さらに、 足先の熱や汗を逃して蒸れにくくする 「オープントゥタイプ」 を採用。 ロングタイプには、 靴下全体にゲルマニウム加工を施した。
「使用者は、 30～50代の女性が中心で、 最近では20代も多くなってきている。 かかとケアにはクリームの使用やヤスリで削る方法が一般的で、 まだ同品の認知度は高いとはいえないが、 発売後、 着々と力をつけてきた。 女性誌への掲載回数も増加し、 ドラッグストアなど採用店舗数も増えている。 今後も、 『かかと』 に特化した製品を増やしていく」 （内山香・営業企画開発部係長）
冷却グッズでは、 ロールスティックタイプの 「ひやしま専科 どこでもクール」 （５５０円） や 「同 冷却スプレー ＤＥＯ」 （３８０円） などを展開している。
「フィッティ」シリーズから保湿シート入りマスクを発売
数多くのマスク製品を展開する同社は、 ９月11日、 「フィッティ」 シリーズから 「保湿」 機能に特化した 「うるおいマスク」 （５枚入り、 ５５０円） を発売した。
ヒアルロン酸と、 その２倍の保湿力があるとされる 「リピジュア」 を配合したウェットシートをマスクに収納し、 優れた保湿効果を発揮する。 また、 「オメガプリーツ立体加工」 を採用し、 鼻や口の通気性を確保。 息苦しさなどを軽減した。
「単に乾燥する季節や風邪対策ということではなく、 就寝時にも快適に使用できるなど、 シーズンを通してあらゆる乾燥シーンで使っていただける」 （内山氏）
サイズは 「ふつう」 と 「やや小さめ」 の２タイプを用意。 ＴＶＣＭや電車広告も実施している。
