健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

“業界初”のつめかえ用を投入で日焼け止めの販売攻勢

0401-s.jpg

ロート製薬は、 日やけ止め全体の09年度実績が前年度比104%の28億円となる見込みで、 天候不順や冷夏の影響で市場が伸び悩む中、 堅調な推移を見せている。 

今春は、 デイリーユース向けブランド 「スキンアクア」 の 「モイスチャージェル〈ポンプタイプ〉」 に、 業界初となる 「つめかえ用」 (写真) を投入するなど、 今後に向けた販売攻勢にも余念がない。 

 「モイスチャージェル〈ポンプタイプ〉」 は09年の発売時、 日やけ止め剤史上初のポンプタイプとして話題を集めた製品だ。 日やけ止めのポンプタイプ化が 「製剤、 技術的に難しい」 (吉本有希・広報担当) 中で、 製品化に成功。 その後の販売が 「非常に好調」 であるほか、 使用量の増加や併用使いの現象を引き起こし、 「デイリーユース市場の拡大に貢献した」 (吉本氏) という。 

また、 “紫外線をシミにしない”とのコンセプトで展開する 「オレゾ」 でも、 新技術を盛り込んで機能性を向上させた新製品 「マイルドディフェンスUV」 を投入したほか、 リニューアル2品でも紫外線カット力を強化するなど、 てこ入れを図っている。 

同社はこのほかに、 レジャーユース色の強い定番シリーズ 「サンプレイ」 を展開するほか、 「ママはぐ」 「オキシー」 でも日やけ止め剤を販売している。 

周辺カテゴリーの制汗剤ブランド 「リフレア」 も売上げが好調で、 09年 (2~8月) については、 前年同期比118%で推移した。 今春にはスティックとロールオンタイプの新製品2品をラインナップ。 同社従来品の約3倍の皮脂吸着力を実現したという。