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小林製薬 通販ビジネスで100億円突破を図る

小林製薬は、 5月7日に開催した2010年3月期決算報告会で、 家庭用品製造販売、 医療関連に続く 「第3の事業」 に期待している通信販売事業の売上高が、 前年比15%増の88億円だったことを明らかにした。 

現在、 年に1度は購入履歴のある登録会員数は約40万人で、 その内の約3割が60代以上の生活者だという。 そのため、 売上構成比は栄養補助食品が最も大きいが、 2ブランドで展開する通販限定コスメも構成比15%を占める約14億円まで拡大している。 内訳は、 天然型セラミドⅡを配合して肌のバリア機能を高める 「ヒフミド」 シリーズが約11億円、 アンチエイジングコスメ 「リアルラボ」 が約3億円だ。 

 「中でも 『ヒフミド』 は、 通販売上1位の 『グルコサミン&コラーゲンセット (グルコラ)』 に次ぐブランドに成長している」 (同社) など成長過程の化粧品に勢いが見える。 

同社は今期、 通販事業の売上高目標を対前年比16%増の102億円に設定した。 「これまでは広告・宣伝費をかけてきたことにより利益につなげられなかったが、 今期は営業利益を出していきたい。 中期的計画として、 売上高300億円事業に拡大していく」 (同社) 方針で、 会報誌の発行とともに、 BSおおびCS放送を中心とするインフォマーシャル番組やTVCM、 新聞広告などプロモーション活動を強化する方針を打ち出した。 

2010年06月03日 11:24