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あえて不変のブランド育成で毎年伸長するヘアケア商品/コーセー

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コーセーの「プレディア」では、1999年から頭皮ケアに着目したヘアケア商品を発売し、毎年売上げを伸ばしている。

同ブランドから今年5月16日に発売した「タラソ リペア シャンプー」(600mL2700円)と「タラソ リペア ヘアマスク」(640g4000円)は、2008年より展開しているカラーやパーマなどのケミカルダメージを補修する「タラソ」シリーズのラージサイズとして導入した。

「最近ではベーシックの頭皮ケアからもう少し踏み込んだお手入れをしたいというニーズが増えており、従来から販売しているベーシックの頭皮ケアで対応している。今回発売したケミカルダメージケアとの2ライン展開により、あらゆるニーズに対応していきたい」(プレディア企画課・許斐佑紀氏)

「プレディア」は、化粧品専門店ルートで展開しているが、販売店では「サンプリングをするとリピート率が高い」というイメージが定着してきているといい、現在は一部スポーツジムなどにもサンプリングを提案し、接点を増やしている。サンプリング活動以外には、店頭での陳列装飾コンクールなども実施している。また、店頭映えするカラーデザイニングが特徴ため、昨今のヘアケアブランドでは珍しく、1999年の発売から現在に至るまで一度もリニューアルを行っていない。

「市場では、何度かリニューアルをしてブランドを育成しているメーカーが多い。しかし『プレディア』は全く品質もパッケージも変えていない。頭皮についてじっくりと考え自信をもって導入した商品であり、しっかり育成していくことがブランドの構築につながると考えている」(許斐氏)

同社は、今後も引き続きサンプリング活動を強化しブランドを育成していく。また、「顧客のニーズが高まる前に提案をしっかりと行い、常に髪に良いこと、頭皮に良いことを考えていく」(許斐氏)ことを念頭に商品開発を進めていく。

2011年06月10日 14:25