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行動分析機能搭載した高機能活動量計を新発売/タニタ

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(株)タニタ(東京都板橋区、谷田千里社長)は、2012年6月26日、スポーツ市場に向けた活動量計の高機能モデル「カロリズムエキスパート(AM-140)」の発売を発表。7月27日より販売する。今年度の販売目標は5万台。

 同製品は、手軽に活動量を測定できる同社の活動量計シリーズのフラッグシップモデル。シリーズで培った技術・ノウハウを注ぎ込み、アスリートの使用にも適したハイスペック仕様となっている。

「2009年に業界に先駆け、活動量計をリリースして3年。ターゲットや目的に合わせ、さまざまなモデルを開発してきました。このモデルは、それらで培ったノウハウを最大限に生かした集大成の製品に仕上がっています」と同社では説明する。

具体的には、加速度センサーの精度を4倍、動きを検知する速度を2倍にするなど、活動量計としての完成度を従来品から大幅に向上。小さな動きから大きな動きまでを確実に捉えることで、広範なスポーツおよびトレーニングに活用できるようになった。

機能面でも新たに行動分析機能を搭載。これにより、「走り」、「歩き」、「生活」、「安静」の4つの行動を自動判別。一日の総消費エネルギー量のみならず、行動判別を可能にしたことで、どんな行動をしていたのかも一目で分かるようになり、トレーニングの検証がしやすくなった。

その他、特定時間の行動別消費カロリーや脂肪燃焼量が分かるスプリット機能、残しておきたい記録を最大14日保護して保存する「過去メモリ保護機能」など、便利機能が多数追加された。トークセッションで会見に参加したソウル五輪(1988年)シンクロ・デュエット銅メダリストの小谷実可子氏は「これがあればトレーナーや栄養士も不要になりますね」とその機能を絶賛した。

同社が口火を切った一般向け活動量計市場は、過去3年で162%の伸びを示すなど拡大基調にある。製品も多様なものが出回り、価格や機能面での差別化も激しくなっている。同社では、高機能モデルの投入で、パイオニアとしての存在感をアピールし、さらなるシェア拡大を図る。

製品の実勢価格は、7,000円前後。

2012年06月26日 17:25