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レッドスピナッチエキス「オキシストーム」を本格展開

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セティ(株)がレッドスピナッチエキス「オキシストーム」を本格展開する。2017年10月上旬の食品開発展での好評もあり、拡販を図る。同じく高評価を受けた北欧産ベリー5種をミックスしたパウダー「ノルディックベリーミックス5s」も拡販体制を整える。

オキシストームは、赤ほうれん草から抽出したエキス末。葉野菜として南・東南アジア等で食用されるアマランサスというヒユ科ヒユ属の植物で、血管拡張に関与するとされる硝酸態窒素を豊富に含有し、エキス末はアメリカではサプリメントなどに活用されている。

硝酸態窒素を9%以上含有し、生体エネルギー供給や血管拡張に関与するとされる一酸化窒素NOの供給源となることが期待される「オキシストーム」。臨床データもあり、単回摂取時の血流変化に対する評価も行われている。

二重盲検クロスオーバーで行われた試験(n=15)では、プラセボにマルトデキストリン1000mg、RSEにレッドスピナッチエキス1000mg(硝酸塩≧90mg)が摂取された。その結果、摂取前後で、レッドスピナッチ摂取群で血中NOX濃度の上昇が認められるなど、摂取による血管拡張の可能性が示唆されている。

通常の酸素状態では、生体では一酸化窒素合成酵素(NOS)により、アミノ酸アルギニンからNOが産生される。しかし、激しい運動等により低酸素状態になると、NOSに依らず、NO3、NO2からNOが産生されることが明らかとなっている。

臨床データでもそうした機能が裏付けられており、同社ではスポーツ系サプリメント用途などを視野に機能性素材として、拡販を図っていく。

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同社では併せて、北欧産ベリー5種をミックスしたバウダー「ノルディックベリーミックス5s」も本格展開。北欧産ベリーのミックスタイプは珍しく、100%ベリー果実を丸ごと乾燥、粉砕しており、安全性にも優れる。

生ベリー換算8:1で自然なベリー独特の風味が残り、展示会でも好評だったという。ポリフェノール約3%、アントシアニンも約0.8%含有する(分析値)。同社では、オリジナリティのある風味づけ製品として、幅広く展開していく。

2017年10月27日 15:47