健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

天然アロマの芳香拡散で、電力、CO2削減へ

1201-ra.jpg様々な空間を心地よさと機能性のあるアロマでデザインする、アットアロマ株式会社(代表取締役社長:片岡 郷)は、東京大学 生産技術研究所及びコクヨ株式会社RDIセンターと協力し、オフィス空間で天然アロマを活用した温熱環境の快適性と省エネルギー化を両立させる実証実験を行いました。

【背景】
現在、地球環境保全の為の温暖化対策の必要性から、オフィス等の業務用ビルにおける省エネルギー化が求められています。省エネルギー対策として、国は事業用ビルの空調の温度設定を夏季28度、冬期20度にすることを推奨していますが、『快適性が低下する』といった研究結果や管理上の都合から、実施されていないのが実情です。

【実験方法】
体感温度に影響を及ぼすとされる天然成分を含んだアロマオイル『ECO air ~Cool Feel Aroma ~』(以下、アロマ)を、アロマ噴霧機器(aroscent portable)を使用し、オフィス空間で噴霧。アロマを噴霧した場合と、しない場合のPOE測定(空間の快適性評価測定)を行い、測定した物理データとアンケートによる心理データから、アロマの省エネルギー効果を考察。
(実験場所:コクヨエコライブオフィス 実験期間:8月17日~8月27日)

1201-rq.jpg【実験効果】
POE測定日      8月17日  8月27日
アロマ        なし    あり
室内温度      25.5℃  26.8℃
湿度平均      53.6%  60.1%
PMV(予想平均温冷感)  0.5    0.9
PPD(予測不快者率)   10%   22%
熱環境の不快者率   11%    4%
(アンケートによる)

8月27日の室内温度は、8月17日と比べ1.3℃高く、PPD(予想不快者率)は約2倍(22%)と考えられる。
しかし、アンケートによる熱環境の不快者率は4%と、予想よりも大幅に下回った。
このことから、オフィス空間での熱環境の快適性維持に、アロマが効果的に作用したと考えられる。

※PMV:予想平均温冷感。快適方程式に基づき環境温度を温冷感で評価した数値。
※PPD:予測不快者率。PMV数値に基づいた環境で不快に感じる人の割合。

【コクヨエコライブオフィスでの実験における省エネルギー効果】
(快適性を向上するアロマの効果により、夏期空調条件を1.3度緩和した場合)
電力削減効果   :35,895 kWh/年
冷房削減費用効果 :57万円/年(m2当たり:395円/m2年)
CO2排出量削減効果:12.17t-CO2/年(m2当たり:11.38kg-CO2/m2年)
(電力量料金単価:16円/kWh、CO2換算係数:0.339kg-CO2/kWh ※東京電力平成20年度排出係数より)

【実験で使用したアロマ】
●商品名  :ECO air ~ Cool Feel Aroma ~(エコエアー ~クールフィールアロマ ~)
●ブレンド :ミントやユーカリなどを中心にブレンドした100%天然アロマオイル
●香りの印象:体感温度を低下させるような、清涼感のある香り。
●価格   :5ml 840円(税込)/450ml 18,900円(税込)
※ご要望に合わせてオリジナルアロマもブレンドできます。

【実験で使用した噴霧機器】
●商品名 :aroscent portable
●主な仕様:
本体外形寸法(mm)  :幅385×高さ400×奥行110
アロマオイル収容能力:1×450ml
本体カラー     :全9色
最大拡散能力    :約500m3(約150畳)

【今後の展開】
「ECO air ~ Warm Feel Aroma ~」を使用した、冬期空調条件での実験も予定しております。

*Eco air、 Cool Feelはアットアロマの登録商標です。

【会社概要】
社名  : アットアロマ株式会社
代表者 : 代表取締役社長 片岡 郷(かたおか さとし)
本社  : 〒151-0073 東京都渋谷区笹塚1-50-1 笹塚NAビル1F
設立  : 1998年12月14日
資本金 : 7,174万円
事業内容: 「アロマ空間デザイン」、ディフューザー・オイルの開発・販売、「アロマ空間デザイン」スクールの運営
URL   : http://www.at-aroma.com

2009年12月01日 16:51

関連記事