真皮の働きに重要なたんぱく質。生体分子「SPARCスパーク」に新たな役割を発見/カネボウ化粧品 【プレスリリース】

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真皮の働きに重要なたんぱく質。生体分子「SPARCスパーク」に新たな役割を発見/カネボウ化粧品

カネボウ化粧品・価値創成研究所は、真皮の形成と機能に中心的な役割を果たす線維芽細胞から分泌される生体分子SPARC(Secreted protein acidic and rich in cysteine)が、皮膚において、コラーゲンヒアルロン酸の合成をともに高め、さらにコラーゲンに関しては細胞表面の線維形成を促進する作用を持つことを発見しました。また、そのメカニズムの一つとして、成長因子であるTGF-βの受容体を介したシグナルが関わっていることも明らかにしました。真皮の構造を支えるコラーゲンと水分保持を担うヒアルロン酸は、皮膚を形成する細胞外マトリックスの代表的な分子といえ、肌のハリやうるおいにとってとても大切です。

これらの発見から、SPARCは、さまざまな機能を通じて皮膚の働きや性状をメンテナンスする、重要な生体分子であると考えられます。カネボウ化粧品では、今後もさまざまな観点からSPARCの機能解明を進め、ハリやうるおいをはじめとする肌の機能を健やかに保つ技術を提案していきます。

なお、今回の研究成果を、6月7~8日開催の「第44回日本結合組織学会学術大会・第59回マトリックス研究会大会合同学術集会」にて発表する予定です。

◆SPARCとは
SPARCは、骨組織でコラーゲンと結合するタンパク質として1981年に発見されました。その後、さまざまな組織に存在し、細胞の増殖や分化、移動などを促進させるといった、多彩な機能を持つタンパク質であることがわかってきました。皮膚においても、傷が治癒する際に増加することが知られていましたが、その具体的な役割に関しては不明な部分が多く残されていました。そこでカネボウ化粧品は、身体の中で最も多くコラーゲンが含まれる皮膚においてこそ、SPARCが重要な役割を果たしていると考え、研究を進めました。

◆SPARCの新たな機能の発見
研究の結果、SPARCが、真皮に存在する線維芽細胞のコラーゲンヒアルロン酸の合成を高める作用を持つことを新たに発見しました。また、コラーゲンに関しては、合成のみならず細胞表面の線維形成を促進することも明らかにしました。ヒアルロン酸については、これまで知られている3種の合成酵素遺伝子(HAS1、2、3)のうち、主にHAS2遺伝子を介して合成を高めていることを見出しました。

※リリースの詳細は関連資料をご参照ください

【関連資料】
◎リリースURL/PDF
http://www.kanebo-cosmetics.co.jp/company/newsrelease/pdf/20120605-01.pdf

◎カネボウ化粧品:公式サイト
http://www.kanebo-cosmetics.co.jp/

2012年6月 7日 12:03 [研究報告]
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