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ファンケル代表取締役会長 グループCEO 池森賢二 年頭訓示/ファンケル

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株式会社ファンケルの代表取締役会長グループCEO池森賢二氏は、2015年1月5日、グループ従業員への年頭訓示を行いました。
以下、全文を掲載する。

再びの成長軌道へ「攻めに出る」年に
基盤整備は完了。次代の経営者輩出も念頭に

新年明けましておめでとうございます。
今年は「羊年」です。羊という漢字は、「美」・「善」・「義」など、前向きな価値観を表す漢字に使われていることを知りました。ファンケルも今年は「攻める年」。前向きに進んでいきたいと思います。私が2013 年に経営に復帰以降、赤字部門の全面的な見直しが完了し、外部依存からの脱却や従業員教育強化のためのファンケル大学設立などの経営改革の結果、懸念事項が払拭され、本格的に打って出られる体制が整いました。

ファンケル化粧品は、昨年は消費増税による影響をカバーし、着実に実績を上げ、成長軌道に乗っています。洗顔アイテムのドラッグストアでの展開やセブン&アイ・ホールディングス様との共同開発を実現するなど、流通チャネルへも本格的に進出し、販路を拡大することができています。一方、ファンケルヘルスサイエンスは、課題が山積しています。サプリメントは、競合他社の攻勢に対し同社は対応しきれておらず、現状維持ではこの難局は乗り切れません。同社の武器である「体内効率・体内持続時間」による設計技術や、「大人のカロリミット」などのスター候補製品の育成によって、お客様との強固な関係を再び構築し、徹底的に攻めに出ていきたいと考えています。
また、昨年秋からスタートさせた新たな予防医療事業である「グッドエイジングプログラム」については、健康事業の「第2 の土俵」として、しっかり勝負ができるようにしていきたいと思います。需要は無限大であることをしっかり認識してください。

販売チャネルについては、店舗チャネルにおいて、店舗スタッフの接客スキルが向上し「現場力」が上がってきました。また、ハイブリッドショップ等の新業態店舗も少しずつ成果が出てきた結果、売上も好調に推移しています。今年をスタートとして新たな高収益店舗モデルを構築し、店舗戦略も加速させていきます。
今後、これまで以上にファンケルを世の中に浸透させていくためには、「地域活性化」が重要なポイントとなります。地方において、ファンケルの社名だけではなく、企業概要や購入方法にいたるまでを知っていただけるよう同社の知名度を高めるために、店舗チャネルには重要な役割を担ってもらいます。
流通チャネルもまた、同社が攻めに出るために重要な役割を担います。流通チャネルの専用製品の開発や流通販路の拡大に注力し、ファンケル製品とお客様との接点機会をさらに広げ、売上の拡大を目指します。

再び成長軌道に乗ったファンケルを創り上げる。今年は「攻める年」。
ファンケルには、「無添加・安心・安全のファンケル」という大変高い知名率があります。工場や研究所、研修センターなどの設備も整っています。大胆な戦略を実施していく基盤があり、それを実行するチャンスが到来しているのです。
私は今年78 歳になる年です。次代を担う後継者を必ずやファンケルの中から選抜し、成長軌道への目途をつけます。勝つ自信を取り戻させることが、私の役割なのです。
ファンケルグループにとって、今年は「攻めに出る年」です。大いに盛り上げ、成長の年としようではありませんか。
今年も一年、従業員全員が全力を出して、自信を持ち、一丸となって頑張っていきましょう。

本件に関するお問合わせ先
株式会社ファンケル 社長室 IR・広報グループ
〒231-8528 横浜市中区山下町89-1 ファンケルビル
電話:045(226)1230/FAX:045(226)1202

◎株式会社ファンケル 公式サイト
http://www.fancl.co.jp/

 

2015年01月05日 16:14

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