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京都大学と不二製油が産学共同研究による「大豆」の革新技術の開発に着手/不二製油

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国立大学法人京都大学と油脂、製菓・製パン素材、大豆たん白事業をグローバルに展開している不二製油株式会社は、2015年4月1日より、2018年3月31日までの3年間、産学共同講座【「不二製油」大豆ルネサンス講座】を創設します。本講座では、「大豆の原点」に立ち戻り、大豆に関する研究の深堀を行うことにより、新しい加工方法、健康に良い成分の強化法などを開発し、「大豆ルネサンス」と呼べるにふさわしい革新的技術の確立を目指します。

大豆は日本人の食生活には欠かせない伝統的な食品素材です。豆腐はほとんどの人に好まれる食品であり、味噌・醤油は和食の味には不可欠な調味料です。また大豆には、健康に寄与することが認められている多くの成分が含まれています。これは世界的に見て、今後不足が予想される食品たんぱく質の良質な資源としても重要な食品素材と考えられます。

不二製油は長年にわたり大豆に注目し、新しい加工技術の導入により、分離大豆たんぱく質やその分解物であるペプチドの生産を行い、食品の物性改良や健康維持に役立つ大豆食品を開発して来ました。
その背景には、現在起こっている地球規模での急激な人口増加と環境変化に対し、大豆は特にたんぱく質の栄養源として貴重な食料資源であると考えられることにあります。

しかし世界的に見た場合、大豆の大半は油脂の原料としてのみ利用されており、大豆そのものや、搾油した残りの部分を食品素材として利用することは、ほとんどなされていないのが現状です。それは、伝統的に大豆が油糧種子であると考えられて来たことに加え、多くの人にとって、大豆を原料とした食品の風味や物性が嗜好に合わないことに起因します。

これらの課題を解決するために、不二製油はもう一度大豆の原点に回帰し、大豆加工に最新の技術を導入する一方、新市場へのアプローチを行い、大豆に対して”食”としての”新たな価値創造”を行うことを目指します。そしてその結果、グローバルな大豆事業の規模・領域拡大が可能となることを「大豆ルネサンス」と呼んでいます。

☆不二製油の正式発表資料に、具体的な取り組みが書かれています。

※詳細は下記URLをご参照ください。
◎不二製油株式会社 2015年3月16日発表
http://www.fujioil.co.jp/fujioil/news/pdf/150316.pdf

◎不二製油株式会社
http://www.fujioil.co.jp/

◎国立大学法人 京都大学
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja

2015年03月18日 10:02

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