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トーラクの豆乳事業を買収/ポッカサッポロフード&ビバレッジ

ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社とトーラク株式会社は、トーラクが保有する豆乳事業の飲料・ヨーグルトの営業権の譲受に関する契約(事業譲渡契約)を締結しました。

これにより、現在トーラクが保有し、「ソヤファーム」「大豆農場」ブランドで製造販売している一般消費者向けの豆乳飲料及び豆乳ヨーグルトに係る商品、知的財産、商権、生産技術はポッカサッポロに引き継がれ、当該商品の販売事業は本年10月よりポッカサッポロにて開始します。

なお、トーラクは、当該商品の製造工場、製造設備を引き続き保有し、当該商品の生産を行い、ポッカサッポロに供給します。

1. 本件の目的
昨今の国内の食品飲料業界は、少子高齢化が進み、資源価格の高騰や競争の激化などで企業の経営環境が一段と厳しさを増しており、お客様との接点の拡大、原料調達・商品開発・生産・物流の効率化を図りながら自社の強みを活かした差別化を推進することが、一層求められています。

サッポログループは、2016年に向けた新経営構想において、「食品価値創造事業」を事業ドメインの一つに掲げ、130年以上の歴史を積み重ねてきた酒類事業を中心としながら、更に幅広い「食」の分野に事業展開を拡大すべく、戦略的提携の実施や国際展開の推進等をグループ戦略に据えて企業活動を展開しています。
サッポログループの食品・飲料事業を担うポッカサッポロは、2013年の事業開始以来、常に新しい「おいしい」を生み出し続ける企業を目指し、レモン事業、スープ事業を強みに、飲料事業でのブランド開発等を進めています。今後のさらなる事業領域・商品領域の強化を模索する中、サッポログループとの親和性が高い植物性素材であり、ポッカサッポロの強みである加工技術を活かせる大豆という素材に着目してきました。その大豆を原料とした豆乳事業は、昨今のお客様の健康志向、自然志向により、今後注目が高まることが予想され、健康や自然を志向するポッカサッポロの新たな事業としても成長が期待できると判断し、ポッカサッポロの一事業としての可能性を検討してまいりました。

一方トーラクは、チルドデザート事業を中心におみやげ事業、ギフト事業、クリーム事業、豆乳事業を広く展開してまいりましたが、今後の事業ポートフォリオを検討する中で豆乳事業については、単独での国内販売戦略に限界があり、中長期的な成長戦略を描くことが難しい状況であることから、事業およびブランドを継承し発展できる道を模索してまいりました。

こうした2社の意向が合致し、今般の事業譲渡契約の締結に至りました。
ポッカサッポロは、これまでトーラクが築いてきた「ソヤファーム」「大豆農場」のブランド価値を活かしながら一層の販路拡大、ブランド力の向上を図るとともに、ポッカサッポロの商品開発力を活かした新商品の開発を進め、豆乳事業の基盤を強化、拡大を目指してまいります。
また、トーラクは、今後更なる成長が期待されるデザート事業やトーラクの強みを活かした新規事業等へ経営資源を集中させ、企業の成長、拡大を図ります。

2. 対象事業の概要
(1)対象事業の内容
トーラクが日本国内にて「ソヤファーム」「大豆農場」ブランドで製造販売している、一般消費者向けの豆乳飲料及び豆乳ヨーグルトに係る無形資産(商品(特定保健用商品含む)、知的財産、商権、生産技術)

(2)対象事業のトーラクにおける売上高
2,254百万円  (2015年3月期実績)

(3)対象となるブランドおよび商品

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3. 今後の予定
対象事業の譲受手続きは本年9月末までに完了し、10月1日よりポッカサッポロにて販売事業を開始します。なお、受注・納品・請求業務は当面の間は変更せず、来春をめどにトーラクからポッカサッポロへ引継ぎをさせていただく予定です。

※詳細は下記URLをご参照下さい
◎ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 2015年7月13日発表
http://www.pokkasapporo-fb.jp/company/news/release/150713_03.html

◎ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 公式サイト
http://www.pokkasapporo-fb.jp/

◎トーラク株式会社 公式サイト
https://www.toraku.co.jp/

2015年07月15日 11:45

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