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東京工場「平成28年度循環型社会形成推進功労者」環境大臣より表彰/森永乳業

森永乳業株式会社は、グループ会社を含む各事業所において、さまざまな環境保全活動に積極的に取り組んでいます。このたび、環境省などの主催で 10 月 20 日に徳島県徳島市で開催された「第 11 回 3R*推進全国大会」において、東京工場(東京都葛飾区)が「3R 活動優良企業」部門で循環型社会形成推進功労者として環境大臣表彰を受けました。

同工場では、環境にやさしい工場を目指し、廃棄物の発生抑制に取り組んでいます。製造に際して発生する副産物について、食品廃棄物として処理していたものを飼料化し、その飼料を食べた牛の乳を工場で受入れ、乳製品の原料とする循環サイクルを構築しました。

また、排水処理設備に新技術を導入して余剰汚泥発生量を大幅に削減していることなども評価され表彰を受けました。なお、同社の受賞は平成 21 年度の東京多摩工場(東京都東大和市)、平成 24 年度の神戸工場(兵庫県神戸市)に次いで 3 度目となります。*「3R」とは、ゴミの削減や資源の有効活用に関する取り組みを表すリデュース(Reduce 発生抑制)、リユース(Reuse 再使用)、リサイクル(Recycle 再資源化)という 3 つの英単語の頭文字です。

1.森永乳業グループの循環型社会形成推進の取り組み
森永乳業グループは、1993 年に環境保全業務要綱を制定し、環境保全活動の一つとして「3R 活動」を積極的に推進しています。2015 年度のグループ全体の製造事業所における再資源化率は 98.6%、直接最終処分率は 0.3%でした。

2.東京工場の活動
東京工場は、次のような活動を推進し廃棄物量を大幅に削減しました。

(1)おからの飼料化
東京工場では、ロングライフ豆腐の製造を行っており、製造開始当初から 20 年以上にわたり、製造工程で副産物として発生する「おから」を食品廃棄物として処理をしていました。今回、このおからを乳酸発酵させサイレージ飼料を製造し、全量酪農家に販売することにしました。これにより、食品廃棄物のゼロ化と循環型サイクルの構築が実現しました。

(2)余剰汚泥発生削減の取り組み
排水処理工程で発生する「余剰汚泥」は、工場での産業廃棄物発生量の多くを占めており、発生量の抑制は大きな課題となっていました。余剰汚泥の発生を抑制するために新技術を導入し、最適な運転管理体制を構築したことにより、汚泥の発生量の大幅抑制が可能になりました。

3.東京工場の概要
住 所:〒124-8577 東京都葛飾区奥戸 1-29-1
工 場 長:山本 陽一
従業員数:約 140 名(正規、2016 年 9 月末時点)
生産品目:デザート(焼プリン)、紅茶飲料、業務用クリーム、ロングライフ豆腐など

【詳細は下記URLをご参照下さい】
森永乳業株式会社 2016年10月21日発表
森永乳業株式会社 公式サイト

[ 特 集 ] 機能性表示食品制度[機能性表示対応素材] 《更新随時》

2016年10月24日 10:30

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