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非可食バイオエタノールの化粧品原料としての実用化について/アルビオン

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株式会社アルビオンは、かねてよりGreen EarthInstitute株式会社と非可食バイオエタノールに関する共同研究を行ってきましたが、このほど化粧品原料として実用化する見通しがつきました。

一般的にバイオエタノールはカーボンニュートラル※であり、地球の温暖化防止に貢献するエネルギー源として注目を集めています。一方で、サトウキビやトウモロコシなど、食料となりうる植物資源を利用することから、穀物市場における価格の高騰などを引き起こし、特に発展途上国では食料問題に発展する場合があるなど、多くの問題も抱えています。

原料となるポプラの林題に発展する場合があるなど、多くの問題も抱えています。また化粧品においてエタノールは、収斂作用や品質維持などの働きがあり、多くの商品に配合されている一般的な原料のひとつでもあります。

そこで同社では、かねてからバイオエタノールについて研究を行なっているGreen Earth Institute Institute株式会社と化粧品への応用について、2016年2月より共同研究を開始いたしました。この共同研究の特徴は、ポプラなど植林された森林資源、すなわち非可食植物資源から高純度に精製した化粧品用のバイオエタノールを得ることを目的としており、また化粧品業界の中でもいち早い取り組みでもあります。

その結果、地球に優しいだけでなく、食料の供給に影響せず、かつ化粧品に使用可能な高品質の非可食バイオエタノール(ポプラのウッドチップを原料とした新しい発酵エタノール)の開発に成功し、このたび化粧品原料として実用化する見通しがつきました。今後、商品への配合を検討していく予定ですが、商品内容および発売時期は未定です。

※ カーボンニュートラル
植物由来のため、燃料として消費しても、排出された二酸化炭素は、もともとの植物が吸収した分が排出されたと考えられ、地球温暖化の 原因となる二酸化炭素の増加につながらないという概念です。

【詳細は下記URL(またはPDF)をご参照下さい】
株式会社アルビオン 2017年5月26日発表【PDF】
株式会社アルビオン 公式サイト(企業情報)

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2017年05月31日 12:20

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