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業界初! ラベルレスな18リットル缶「ラベレス™」開発/生野金属

18リットル缶、および、美術印刷缶の製造・販売を主たる事業とする生野金属株式会社は、この度、業界初となるラベルが不要な食油・食品業界向け18リットル缶「ラベレス™」*を開発しました。ラベレス™は、CO2レーザを照射すると黒色に変色する特殊な感熱顔料を含有した塗料を疑似ラベルとして塗布した18リットル缶で、2018年4月からの販売開始を予定しています。(写真1参照)

食品工場でも、人の手が掛かる間接業務(ラベルの発注や在庫管理)や手貼り作業等の工程を減らしたいというニーズがありますが、多品種小ロットでは、自動化は難しく、解決策を模索している状況にあります。そういった顧客の課題を解決するため「ラベレス™」が誕生しました。

製品化に際し、特殊な感熱顔料を保有するスペシャレース株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 鳴海達夫 以下、スペシャレース)と協業し、金属容器表面に密着し、疑似ラベルとなりうる塗料、及びその塗布技術を開発致しました。スペシャレースは、あらゆる素材へのダイレクトマーキングを可能にする世界で唯一の「インライン・デジタル・プリンティング(IDP)技術」を保有しており、ラベレス™は、そのIDP技術の日本における製缶業界初の活用事例となります。

*ラベレス™は生野金属の登録商標。

 

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生野金属は、写真1右のラベレス™を缶ユーザである食油・食品メーカに納品し、ユーザは、CO2レーザ印字機を活用し、思いのままの可変情報(グラフィック、文字、2次元コード等)を製造工程の最終段階でラベレス™に出力するだけで、ラベル機能を満足することが可能となります。(図2参照)缶ユーザは、面倒なラベルの発注業務・在庫管理、製造現場での貼付け作業が皆無となり、コスト低減、業務の効率化、生産性向上と同時に、廃棄物を削減することが可能となります。

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■ラベレス™採用による缶ユーザのベネフィット■
【資材調達部門】
● シールラベルの発注・検収業務が不要になる。
● シールラベルの在庫が皆無となる。
● 新品種のラベル作成や改編が、缶ユーザ自社で可能となり、併せて、ラベルサイズを統一すること
ができ、ラベルのデータ管理がPC上で容易に行える。
● 多品種小ロットであればあるほど、現状のラベルよりも、大幅なコストダウンが図れる。
【製造部門】
● 品種替えによるラベルロールの交換が不要になり、品種替え時間の短縮が図れる。
● ラベル貼付機の保守・メンテナンス費用が不要になる。
⇒ CO2レーザ印字機は、基本的にメンテナンスコストゼロ。

■今後の予定■
生野金属は、2018年4月からの販売を目標とし、ラベレス™の量産ラインの構築を進めてまいります。現在の主要顧客であります「食油・食品分野」をメインターゲットとして営業活動をスタートし、その他工業分野での利用も広くPRしてまいります。また、2015年4月より認証取得しております食品安全に関するベンチマーク承認規格「FSSC22000」につきましても、同社2018年度の規格更新審査時より、18リットル缶「ラベレス™ 」を規格適用製品に追加し審査受審する計画です。

【詳細は下記URL(またはPDF)をご参照下さい】
生野金属株式会社 2017年6月13日発表
生野金属株式会社 公式サイト

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