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杏林堂グループとの資本業務提携の基本合意に関するお知らせ/ツルハホールディングス

株式会社ツルハホールディングスは、2017年8月7日開催の取締役会において、浜松市を中心とした静岡県でドラッグストアと調剤薬局を展開する株式会社杏林堂薬局(以下、「杏林堂薬局」といいます)及びその親会社である株式会社杏林堂グループ・ホールディングス(以下、「杏林堂HD」といい、杏林堂薬局及び杏林堂HDを総称して「杏林堂グループ」といいます)との間で、資本業務提携(子会社化)に関する基本合意書を締結しました。

■資本業務提携の目的及び理由
昨今のドラッグストア業界は、市場全体の伸び率が鈍化傾向にある中、競合他社の出店や価格競争が引き続き激化しているほか、業種の垣根を越えた業務・資本提携や生き残りをかけた企業の統合・再編への動きがさらに強まっており、厳しい経営環境が続いています。一方で、少子高齢化が進む現在では、健康維持・増進や美容への関心がさらに高まり、セルフメディケーションの浸透を背景として、安心して相談ができる身近なドラッグストアへの期待は、より一層強くなるものと思われます。

このような状況のもと、同社グループは、お客様の生活に豊かさと余裕をご提供できるよう、「健康」と「美容」を通じて地域社会へ貢献する“日本一のドラッグストアチェーン”を目指し、全国展開によるネットワークの構築を進めており、現在では北海道から東北・関東・中部・関西・中国・四国・九州地区にかけて 1,755 店舗(平成 29 年5月 15 日現在)を展開しております。

また同社グループは、中期目標である「2019 年5月期 2,000 店舗、売上高 7,000 億円」の実現に向け、さらに持続的かつ高い成長性を追求するために、基本戦略として1.ドミナントエリア戦略に基づく出店、2.専門性・利便性の追求、3.プライベートブランド商品の展開拡大・商品力向上、4.グループの組織力と収益性の強化に取り組んでおります。具体的には、ドミナントエリア戦略に基づく地域集中出店及び M&A による新規地域への進出・既存店舗網のさらなる拡充を図ることで、エリアの競争力強化・収益基盤拡大を目指すとともに、医薬品・化粧品を核とするカウンセリング販売による専門性、日用品・食品に至るまでの豊富な品揃えによる利便性を両立した店舗展開を実現しています。

また、プライベートブランド商品「M’s one(エムズワン)」「Medis’ one(メディズワン)」の積極展開により商品力の強化を図るほか、グループ共通業務の削減によるローコスト経営、売上規模の拡大によるバイイングパワーの向上といったグループの事業規模拡大によるスケールメリット獲得に向けた施策を推進しています。杏林堂薬局は、浜松市を中心とした静岡県で計 77 店舗(平成 29 年4月 15 日現在)のドラッグストア・調剤薬局を展開しており、静岡県では No.1の規模と知名度を誇っています。また杏林堂HDは、平成 28 年 12 月 20 日に杏林堂薬局の株式移転により設立された持株会社であり、杏林堂薬局の完全親会社です。

このたび、非常に優れた店舗補完関係にある同社と杏林堂グループは、両社の相互の自主性・独立性を尊重しつつ、スケールメリットを活かした共同仕入やプライベートブランド商品の共同開発に加えて、相互のノウハウや人材等経営資源を共有するなど、ドラッグストア事業及び調剤事業における相乗効果、並びにその他幅広いグループ間のシナジー効果の最大化を目指すことを目的として、資本業務提携に関する基本合意書を締結するに至りました。

■資本業務提携の内容(予定)
(1)資本提携の内容
同社は杏林堂HDの既存株主から発行済株式総数の 51%にあたる 51,000 株を取得し子会社化する予定でありますが、株式取得の相手先、条件等につきましては今後協議の上決定いたします。

(2)業務提携の内容
同社及び杏林堂グループは、以下の事項に関して業務提携を検討してまいります。なお、業務提携の具体的な内容等につきましては、今後両社間で分科会等を設けて協議を進める予定です
・ プライベートブランド商品の共有及び共同開発
・ 共同仕入れ
・ 店舗開発・店舗運営ノウハウの共有
・ 資材及び備品の共同調達
・ 薬剤師を中心とする人材及び教育システムの共有
・ オペレーションシステム及び在庫管理システム等の情報システムの共有

【詳細は下記URLをご参照下さい】
株式会社ツルハホールディングス   2017年8月7日 【PDF】発表
株式会社ツルハホールディングス  公式サイト
株式会社 杏林堂薬局 公式サイト

2017年08月09日 17:58

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