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クロマトグラフィー事業の譲渡に関して/資生堂

株式会社資生堂は、連結子会社である資生堂医理化テクノロジー株式会社(以下:医理化テクノロジー社)の株式および同社が保有するクロマトグラフィー事業※1 関連資産を、株式会社大阪ソーダ(以下:大阪ソーダ社)に譲渡することについて合意しました。

1.譲渡の背景資生堂グループは「VISION 2020」の実現に向け、事業ポートフォリオの見直しを行っています。経営資源の投下先を主力事業に絞り込む中で、クロマトグラフィー事業を行う医理化テクノロジー社の株式等を譲渡することとしました。

なお、同取引は同社が有するクロマトグラフィー事業に関連する権利義務等を、会社分割(吸収分割)の方法により医理化テクノロジー社に承継させた上で、医理化テクノロジー社の株式を大阪ソーダ社に譲渡する予定です。会社分割(吸収分割)の詳細については、決定次第その内容を開示します。

大阪ソーダ社と同社が有するクロマトグラフィー関連事業が一体化することで、充填剤※2 の原料生産からカラム※3 および分析装置の販売まで、一貫したバリューチェーンの実現が期待できます。また、大阪ソーダ社の持つ海外販売網を活用することで、クロマトグラフィー事業のさらなる成長や価値向上が見込まれます。

※1 クロマトグラフィー事業・・
資生堂は高感度の高速液体クロマトグラフ(分析化学やバイオサイエンスに幅広く活用される分析装置)や、化粧品開発で培った粉末表面処理技術を応用し、優れた分離特性と高い耐久性を持つ分析用カラム充填剤等を製造・販売している。

※2 充填剤・・・・・・・・・・・・・・・
主にシリカゲルを原料とした分離性能を有する粒子。

※3 カラム・・・・・・・・・・・・・・・・
円筒状の管に充填剤を詰めたもの。

2.医理化テクノロジー社の概要
(1)名称 資生堂医理化テクノロジー株式会社
(2)所在地 京都府京都市南区東九条西河辺町 12 番
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 石野 章博
(4)事業内容 分析機器(カラム・装置等)の製造・販売
(5)資本金 100 百万円
(6)設立年月日 1985 年 5 月 10 日(1997 年より資生堂グループ)
(7)発行済株式数 2,000 株
(8)大株主および持ち株比率 株式会社資生堂 100%保有

3.大阪ソーダ社の概要
(1)名称 株式会社大阪ソーダ
(2)所在地 大阪府大阪市西区阿波座 1 丁目 12 番 18 号
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役会長 佐藤 存
代表取締役 社長執行役員 寺田 健志
(4)事業内容 基礎化学品、機能化学品、住宅設備他の製造・販売
(5)資本金 10,882 百万円(2017 年 3 月末現在)
(6)設立年月日 1915 年 10 月 26 日
(7)連結純資産 52,725 百万円
(8)連結総資産 101,503 百万円

4.譲渡株式数および譲渡前後の所有株式の状況等
(1)異動前の所有株式数 普通株式 2,100 株
(議決権の数:2,100 個 議決権所有割合:100%)
(2)譲渡株式数 普通株式 2,100 株(議決権の数:2,100 個)
(3)異動後の所有株式数 0 株(議決権の数:0 個 議決権所有割合:0%)

※上記株式数には、同社が有するクロマトグラフィー事業に関連する権利義務等を、会社分割(吸収分割)の方法により医理化テクノロジー社に承継させる際、医理化テクノロジー社が普通株式 100 株を新たに発行(予定)し、同社に割当交付するものも含みます。

※譲渡価額については大阪ソーダ社との株式譲渡契約における秘密保持条項の対象のため、開示できません。同社と大阪ソーダ社との交渉の過程において適切なデューデリジェンスを実施し、妥当な金額を算出して決定しています。

5.株式譲渡の日程
(1)契約締結日 2017 年 8 月 29 日
(2)株式譲渡実行日 2017 年 12 月 1 日(予定)

6.今後の見通し
本取引が同社の 2017 年 12 月期の連結業績に与える影響は軽微ですが、資生堂グループの今後の収益
向上に資するものと考えています。

【詳細は下記URLをご参照下さい】
株式会社資生堂   2017年8月29日発表
株式会社資生堂  公式サイト
株式会社大阪ソーダ  公式サイト

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