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フランスの有機食品メーカーを買収~ 欧州子会社の有機食品分野を強化 ~/大塚製薬

大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:樋口達夫、以下「大塚製薬」)の欧州子会社であるニュートリション エ サンテ社(本社:フランス・レベル市、以下「N&S社」)は、フランスの有機食品※1メーカーBC BIO(ビーシーバイオ)社の全株式を2017年12月29日に取得しました。

BC BIO社は、2012年にBaland(バラン)夫妻によりフランスで創業された「地元で採れた新鮮な有機食材を親しみやすいグルメにして食べよう」を理念に掲げる有機食品分野のベンチャー企業です。 同社は、有機グルテンフリーピザ、有機ミートフリーピザを中心としたフリーフロム製品※2の製造、販売のノウハウを持ち、成長を続けています。

近年欧州では、健康志向を持つ消費者の間で食の安全・安心を求める動きがあり、有機食品の市場が拡大しています。併せて、肉や砂糖を避ける傾向などからフリーフロム製品が注目され、市場が成長を続けています※3。

この買収により、近年N&S社の業績を押し上げている有機食品製品群の充実を図るとともに両社のシナジーによる事業拡大を目指します。

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【大塚製薬ニュートラシューティカルズ関連事業の世界展開】
大塚製薬のニュートラシューティカルズ※4関連事業の世界展開は、1982年の香港、台湾での「ポカリスエット」のアジア展開から始まりました。その後、1989年の米国ファーマバイト社の買収により、現在では米国トップブランドのサプリメント※5となった「ネイチャーメイド」を世界に展開。また、2009年のフランスのN&S社の買収により健康・機能性食品の欧州展開を行い、事業拡大を図ってきました。さらに2017年にカナダのプラントベース(植物由来)食品を製造販売するデイヤフーズ社を買収し、ニュートラシューティカルズ関連事業における製品ポートフォリオを充実させながら、さらなる事業拡充、海外展開を進めています。

※1
有機食品:農薬や化学肥料等を使わないで育てた原料を使用した食品(オーガニックフード)。原料の全てをEFSA(欧州食品安全機関)が認定する有機食品原料で製造される食品。欧州の健康志向の消費者の間で、食の安全・安心を求める動きが強くなり市場も拡大。

※2
フリーフロム(Free-From)食品:「~を除く」食品という意味。近年、健康食品分野にGluten-Free、Sugar-Free、Meat-Free、などの製品が次々と上市され、「Free-From」が食品業界の用語として定着。

※3
有機食品市場:2011-2016年の5年で年率6%の成長(データソース:Euromonitor社(世界市場))
グルテンフリー市場:2011-2016年の5年で年率13%の成長(データソース:Euromonitor社(世界市場))
ミートフリー市場:2014-2016年の2年で年率6%の成長(データソース:MarketsandMarkets社(世界市場))

※4
ニュートラシューティカルズ:nutrition(栄養)+pharmaceuticals(医薬品)

※5
米国店頭販売No.1サプリメント:(C)2017, The Nielsen Company, Scantrack(R) service, 米国xAOCチャネル2008-2016

【詳細は下記URLをご参照ください】
大塚製薬株式会社 2018年1月10日発表
大塚製薬株式会社 ホームページ

 

 

2018年01月10日 09:08

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