健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

国内最大規模の完全人工光型植物工場の運営について/三菱ガス化学

三菱ガス化学株式会社と株式会社ファームシップは、2018年6月20日、合弁契約を締結し、工場野菜の生産・販売事業を行う合弁会社を設立することを決定しました。

この度設立する合弁会社は、三菱ガス化学とファームシップの全面的な協力の下、国内最大規模となる完全人工光型植物工場(予定生産量:日産 2.6 トン、1 株 80 グラムのリーフレタス換算で 32,000 株相当。所在地:三菱ガス化学「QOL イノベーションセンター白河(福島県白河市)」内、今夏着工、2019 年夏完工予定。)の運営ならびに生産した野菜の販売を行います。

三菱ガス化学は、化学品の製造プロセスで培った環境制御のノウハウを保有しており、また食品の洗浄に使用される過酸化水素や過酢酸製剤、食品を酸素劣化から守る脱酸素剤および各種機能性樹脂フィルム等、食品の安全・安心に関わるさまざまな製品・技術を有しています。

ファームシップは、「農と食の未来を創造する」という企業ミッションの下、植物工場事業・流通事業・人材事業の 3 本を軸とした農産物の生産・販売事業を展開しており、野菜の種から消費者の口に入るまでのバリューチェーン全般にわたるソリューションを有しています。

合弁会社の設立により、両社のノウハウをより機動的に共有することで、安全・安心に徹底してこだわった野菜を、市場ニーズに即応して計画的・効率的に生産し、消費者にお届けします。

<合弁会社の概要>
社 名/MGC ファーミックス株式会社
所 在 地/東京都千代田区丸の内 2-5-2 三菱ビル(三菱ガス化学内)
設立年月日/2018 年 7 月 2 日
資 本 金/50 百万円
出資比 率/三菱ガス化学 80%、ファームシップ 20%
事業内 容/工場野菜の生産・販売
代 表 者/取締役社長 水上 政道(三菱ガス化学 取締役 常務執行役員)

20180620_r02.jpg

<参考>
完全人工光型植物工場は、従来の畑地栽培やハウス栽培とは異なり、施設内で植物の生長に必要な光、温湿度、二酸化炭素濃度、水分、栄養分等の環境条件を制御しながら、植物を栽培する施設です。

そのため、(1)土地面積当たり生産効率が高い、(2)天候や土壌等の自然環境の影響を受けない、(3)栄養分等の投入資源の利用効率が高い、(4)水の利用効率が高い、(5)無機肥料の使用量が少なく、環境汚染物質等の排出が少ない等の特長があり、省資源で、かつ天候に左右されることなく安定的に植物を生産することができます。

これらの特長から、世界共通の社会的課題である「食糧の安定確保」に対する持続可能な解決策の一つとしても期待されています。

【詳細は下記URLをご参照ください】
三菱ガス化学株式会社   2018年6月20日【PDF】発表
三菱ガス化学株式会社  ホームページ

2018年06月20日 16:57

関連記事