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自己触診補助具付の乳がん自己検診ブック

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乳がんになる女性が増加している。日本で乳がんになる人は16人に1人と言われ、その割合は年々増えている。現在、毎年3万5千人が乳がんにかかり、1万人近くが亡くなっている――。

女性にとっては少し恐ろしいデータだが、過剰に心配する必要はない。乳がんは早期発見・早期治療で完治する。実際、早期に発見された乳がんは、90%が完治すると言われている。にもかかわらず、マンモグラフィー(乳房X線撮影)が苦痛だというような理由から検診を受けることを躊躇する人が多く、乳がん発見の64%が自己発見となっている。

このほど発刊された「できる!乳がん自己検診ブック」(タイムクリエイティブ=監修・澤田彰史)は、タイトルどおり自己触診を確実にするためのノウハウが書かれた本。「ブレストケアグラブ」という自己触診補助具まで付録についている。

ブレストケアグラブは、自己触診が面倒だったり、やってもよくわからない、という人のために開発された自己触診補助具。特殊な技術により、おっぱいの異常発見の感度が飛躍的に高められており、このほど厚労省からの認可も受けた。

その特長は
・手や肌が汚れないパウダーフリー構造
・使い捨てタイプなので衛生面も安心
・手に優しいアレルギーフリー&脱タンパク
・密着性の良い複合EVA製※。(※米国FDA(食品医薬品局)の認可済)
・焼却してもダイオキシンが未発生

ナーバスな部分に使うアイテムということで、細かい部分にまでしっかりと気を遣った作りとなっている。もちろん、必ず乳がんの発生を発見できるというものではなく、あくまでも定期的なチェックにより、変化を早く見つけることがその目的。だが、増加する乳がんの現状を考えれば、すぐにでも活用して欲しいアイテムではある。

監修した医師の澤田氏は「日本女性の乳がん発生率は16人に1人。しかし、早期発見によって多くが治療できます。女性に限らず、男性の方も乳がんのことをよく知って、お母様やパートナーの方にお勧めしてくれるようになれば…と思っています。自己触診と併せ、自治体などが実施する乳がん検診を受診されることも忘れないで欲しいですね」とアドバイスする。

本の税込価格は980円。

2012年04月10日 16:42