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超肉体派美男美女の健康美容術

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“究極”という言葉がある。フレーズとしてよく耳にするその意味が、そこでは脳を介さず理解できてしまう瞬間が次から次へと訪れる。セリフなし、肉体のみで奏でられる「マッスルミュージカル」。例えば、跳び箱、自転車、縄跳び、ヨーヨー、を使う各演目では、身近であるが故に、目の前で繰り広げられるパフォーマンスが想像の域を超えていることを実感し、圧倒的な感動と大きな驚きとしてストレートに心に響いてくる。

跳び箱さえも感動のアイテムに変える「マッスルミュージカル」には、当然のようにアクターとは一線を画す、選りすぐられた超肉体派が集う。オリンピック、世界選手権クラスから国内トップ級…まで、メンバーは一芸に秀でたアスリートがズラリ。この肉体の精鋭が、連日ハードな練習をこなし、その成果を1年の半分近くに及ぶ国内外の公演に注ぎ込む。一般人とは、比較にならないハードな毎日を送るメンバーは、一体どうやってその肉体を維持し、さらに魅せるための美を保っているのだろうか――。

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メンバーの中でもイケメン度が高い脊戸田英次(上右)は「ぎっくり腰になりやすいので骨盤がずれないようにする運動を毎日する」と独自の体調管理法を明かす。さすがに凡人とは、やることが違うが、実は脊戸田はカイロプラクター。“整体のプロ”でもある。プロマウンテンライダーの守上大輔(上左)の健康術は、奇想天外だ。「四六時中自転車に乗ること」。いわく、乗っていないとリズムが狂う、という納得できるようで不可思議な“健康法”である。

美女揃いの女性陣はどうか。小田島あずさ(右)は、「量はたくさん食べるが、その分、食べるものには気を使っている」と模範的な回答。小宮理恵(左)は「よく食べ、よく寝て、よく運動すること」と“王道”の答え。やはり健康維持には、超肉体派たりとも特別な方法などなく、食生活が大切ということである。

出演者にとって、肉体の維持同様、美への意識も重要となる。観客に見られる商売だけにいかに美しくあるかは、絶対に外せない。脊戸田は「暇さえあれば鏡をみている」と人にどう見られているかを常時研究しているという。守上は「駅とか街中の人前で自転車に乗る」ともやは究極の“自転車男”だ。小田島は、ハードな生活やステージメイクなどで肌がダメージにさらされやすいとあって「オフのときは化粧をしない」ことを徹底し、美肌を維持。小宮は「朝晩の体重・体脂肪を記録し、その差の変化を精査する」と身体データをレコーディングすることで、体の変調を毎日チェックし、体の乱れを予防しているそうだ。

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体を酷使するハードな毎日と舞台で見られることに対するプロ意識。この両輪に普段の生活でのちょっとした健康や美への心がけで、マッスル演者は、己に磨きをかけ、日々進化している。現在開催中の秋冬公演「M-JUMP」では、これまでのマッスルのテイストに「セクシー」さも加わっているといい、コツコツと磨きあげられた美の要素が、これまで以上に堪能できそうである。公演は東京・渋谷の「マッスルシアター」で12月12日まで行われる。

2010年10月28日 15:36