適度なアルコールは健常高齢者の身体障害を予防する 【海外ニュース】

適度なアルコールは健常高齢者の身体障害を予防する

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適度にアルコールを飲む50歳以上の健常者では、高齢者の多くが自立性を失う原因となる身体障害(physical disability)の発生率の低いことが、4,276人を対象とした長期の追跡研究によって示された。アルコールと身体障害との関連性を長期(10年 間)にわたり検討した大規模研究はこれが初めて。

研究を行った米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)デビッド・ゲフェン医学部内科准教授Arun S. Karlamangla博士らによると、軽度から中等度の飲酒をする高齢者では、歩行や着替え、食事、雑用など日常活動に支障を来す確率が25%低いこと が明らかになった。飲酒度の定義は、週15杯未満で男性は1日5杯、女性は1日4杯までの飲酒を軽度から中等度とした。

一方、多量の飲酒者やまったく飲まない人では身体障害リスクが高かった。また、全身の健康状態が不良または悪いと報告した披験者では、アルコールの 便益が全く認められなかった。Karlamangla氏は「今回の研究は、健康状態がよくない高齢者に対する警告でもある。そのような高齢者は飲酒を避け るべきである」と述べている。

研究共著者である同医学部老年科准教授Alison A. Moore博士は、不健康な人が便益を得られない理由として、アルコールと投薬とのネガティブな相互作用、あるいは健康状態が悪く不可逆的であるという2 つの可能性を挙げている。同氏は「高齢者には一般的に、1日約1杯の飲酒が推奨されているが、今回の研究や新しいデータは、この標準量を変えるものになる かもしれない。1日1杯以上飲むことのできる65~70歳の高齢者もいる」という。

米ハーバード大学(ボストン)医学部内科准教授のKenneth J. Mukamal博士は「今回の研究は、安全に飲酒できる人では、禁酒を奨励する医学的理由はないことを裏付ける根拠を示したものである」としている。研究 結果は、米医学誌「American Journal of Epidemiology(疫学)」1月1日号に掲載された。(HealthDay News 1月22日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=623249
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2009年2月 2日 19:54 [予防]|[高齢者の健康]

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