イヌ迷惑な話-飼い主に薬剤耐性菌を感染させられる 【海外ニュース】

イヌ迷惑な話-飼い主に薬剤耐性菌を感染させられる

0213.jpg

イヌと一緒に寝たり、顔をなめさせたりする飼い主がそのイヌと同じ大腸菌株を持つ確率は、そうでない飼い主と変わらないことが、米カンザス州立大学の獣医師らによって報告された。

イヌとヒトは疾患を共有することがあり、新興感染症の約75%はヒトと他の動物間で感染する可能性がある。今回の研究で、同大学獣医学部臨床助教授 のKate Stenske博士は、ヒトと動物の両方の消化管に存在する大腸菌(E. coli)に着目し、イヌとその飼い主の便検体を分析した。

その結果、飼い主とイヌのペアの10%に同じ大腸菌株が認められた。一般的な抗生物質に対するこれらの耐性は予想以上に強かったが、多剤耐性菌はイ ヌよりも飼い主に多かった。イヌと一緒に寝たり、顔をなめさせる飼い主がイヌと同じ大腸菌株を持つ確率が高い証拠は得られなかったが、耐性菌とイヌに触れ た後や料理の前に手を洗わない飼い主との関連がみられた。

Stenske氏は衛生面に注意を促すとともに、「ペットを飼うことによる身体的、心理的便益を考えれば、ヒトとイヌの親密なかかわりによって病原 因が広がる可能性が低いという知見は朗報。今回の結果は、多剤耐性菌がイヌから飼い主ではなく、飼い主からイヌに広がる可能性を示している。抗生物質は消 化管内細菌に実際に影響を及ぼすものであり、本当に必要な場合にのみ、処方された薬剤を指示通り服用すべきである」と述べている。今後は、イヌとは違った 飼い主とのかかわり方をするネコで同様の研究を行う予定。米国ではイヌよりもネコのほうが飼い主は多い。

研究結果は、獣医学誌「American Journal of Veterinary Research(獣医研究)」近日号に掲載される予定。(HealthDay News 1月28日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=623532
Copyright 潤・2009 ScoutNews, LLC. All rights reserved.

2009年2月13日 20:09 [医療全般]|[危険因子]|[薬剤情報]

健康美容Newsモバイル

健康美容ニュースモバイルQRコード

今すぐ、ケータイでアクセス!
健康美容ニュースの全ての記事がケータイで読める様になりました!

イベント・セミナー情報

2017年8月8日(火)~10日(木)
第10回 かなざわマッチング商談会

2017年9月7日(木)・8日(金)
国際フロンティア産業メッセ2017

企画特集

中国産原料にまつわる負の要素を跳ね返す経営戦略

中国産原料にまつわる負の要素を跳ね返す経営戦略

徐々に光明が差し込みつつあるものの、どんよりと閉塞感が漂う健康食品業界。そうした中でも、着実に前進を続ける企業は数多く存在する。2001年3月の設立から業績を伸ばし続ける健康食品原料サプライヤーの株式会社中原もその一つ。なぜ同社は前進を続けられるのか。その秘訣を探った。

ドラッグストア研究会 松村 清 最新USレポート第25回

第25回 体の衰えとエイジフレンドリーな対応

エイジフレンドリーという言葉をご存知だろうか。シニアは、気は若くても体は衰えてきている。そうした衰えをさりげなくサポートすることを「エイジフレン ドリー」という。高齢社会における、サービスに付加価値を与える「エイジフレンドリーな対応」を実現するためには、加齢による肉体の変化について理解して おく必要がある。

第12回 らら女性総合クリニック 松村 圭子先生

第12回 らら女性総合クリニック 松村 圭子先生

「だらしがない」、が本来の意味の「ずぼら」。美を保つのには、とても縁がなさそうなキーワードですが、実はそうでもないらしいです。「らら女性総合クリニック」の松村啓子院長が、そのココロについて解説します。

ドラッグストア研究会 松村 清 最新USレポート第24回

第24回 心のつながり(ハイタッチ)

今後、消費社会の“主役”になりうるシニア層。確実に人口比率を増すこの層には、従来のアプローチは通用しない。キーワードとなるのは「心のつながり」だ。

「消費者の声に“本当に応える”開発者になりたい」という想いが起業の原点

「消費者の声に“本当に応える”開発者になりたい」という想いが起業の原点

26歳のときにはすでに60名もの助手を抱えるリーダーとして、製薬会社の研究・開発に没頭。健康食品メーカーに転職したのち、31歳で株式会社ライフサ ポート設立。化粧品・健康食品等のOEM受託ビジネスを中心に猛スピードで突進してきた小松氏に、今年から始動する大型プロジェクトなどを含め製品開発の コンセプトやビジョンについて伺った。

第11回 東京警察病院 澤田 彰史先生

第11回 東京警察病院 澤田 彰史先生

いま、世の中ではあらゆる場面で格差が拡大している。美の世界も例外ではない。専門家はアンチエイジングの領域にも格差があると指摘する。なぜ、抗加齢に格差がつき、広がっているのか。

健康業界・美容業界に関連するご意見・ご相談はお気軽に
Copyright© 2005-2009 健康美容EXPO [全研本社(株)] All Rights Reserved.