頭痛緩和のための昼寝は不眠症の原因に 【海外ニュース】

頭痛緩和のための昼寝は不眠症の原因に

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頭痛もちの人は、睡眠を取ることで痛みを治療しようと昼寝(うたた寝)をすることが多く、昼寝が非常に有効であると自己評価している。しかし、そのために正常な睡眠パターンが乱れて不眠症が発現し、頭痛が生じるという悪循環に陥るリスクのあることが、新しい研究によって示された。

米ラッシュRush大学メディカルセンター(シカゴ)行動科学助教授のJason C. Ong氏らによる今回の研究は、米国南東部の大学で心理学コースを学ぶ女子学部生65人を対象としたもの。32人は緊張型頭痛(TTH、ストレスや筋肉の緊張などの要因が複雑に絡み合って生じる頭痛)を有しており、最小限の頭痛を有する残り33人を対照群として比較検討した。

その結果、睡眠障害が頭痛の原因であると述べたのは頭痛群では58%であったのに対し、対照群では18%のみであった。また、頭痛群の81%が対処法として睡眠を利用すると報告し、最も有効な自己療法であると評価していた。

Ong氏は「昼寝や睡眠は頭痛の対処法であるが、それが夜間の睡眠障害を引き起こす可能性がある」という。同氏はさらに「実際に不眠症が頭痛を引き起こすのかその逆なのか、あるいはこの両者は単純に関連してだけなのかをさらに研究する必要がある。より有効な疼痛管理法の開発が、頭痛と不眠の悪循環を断ち切る最良の方法となる。リラクゼーション法も痛みへの対処法の1つである」と述べている。

米スクリプスScripps記念病院(カリフォルニア州)のFrederick de la Vega博士は「今回の研究で最も重要なのは、ごく一般的なTTHの対処法である昼寝が、睡眠に対する正常な生理的欲求を阻害し、その結果、TTHの原因となる不眠症を引き起こすことが示唆された点。片頭痛の治療法とTTHの治療法とは多少異なる。問題は、昼間の覚醒時の上手な管理で昼寝をなくすことにより、夜間の生理的睡眠の阻害が避けられるようになるかどうかである」と述べている。

頭痛のタイプが異なれば治療法も異なることがあり、最良の方法を決めるのは難しいことが多い。両氏とも、頭痛や睡眠障害に悩む人は医師を受診し、個々の最良の治療法について話し合うべきであるとしている。研究結果は、米医学誌「Journal of Clinical Sleep Medicine(臨床睡眠医学)」2月15日号に掲載された。(HealthDay News 2月16日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=624049


2009年3月 3日 10:57 [危険因子]

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