乳房生検結果の待機期間が免疫系に悪影響及ぼす 【海外ニュース】

乳房生検結果の待機期間が免疫系に悪影響及ぼす

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乳房生検後に結果を待つ女性では、ストレスホルモンであるコルチゾール値に異常が認められ、全体的な健康状態を損なうばかりか、生検結果が陽性のケースでは、その後の治療にも悪影響が及ぶ可能性が新しい研究によって示された。今回の知見は、生検の結果を患者により早く知らせる必要性を示すものとされる。

米国では毎年、100万以上の乳房生検が行われ、80%には問題が認められていない。米ハーバード大学(ボストン)医学部放射線学准教授のElvira V. Lang博士は「生検の結果を早く知らせるべきであるという認識は以前からあったが、心理学的なものとしてさほど熱心に取り組まれていなかった。しかし、特に乳と診断された女性において、免疫系などに悪影響を及ぼす可能性が明らかになれば、完全に話が違ってくる」としている。

同氏らは今回、太針乳房生検を実施した18~86歳の女性126人を対象に、実施後5日間にわたり唾液からコルチゾール試料を毎日採取。生検の結果がまだ出ていない女性(不明群)、生検の結果と診断された女性(悪性群)、でなかった女性(良性群)でのコルチゾール値を比較した。

患者は生検の1~6日後に結果を知らされた。研究の結果、不明群の平均コルチゾール値の"傾斜角度(slope )"は良性群に比べて平らだったが、悪性群と同様であった。Lang氏は「コルチゾール値は通常、朝に高く、日中は低下するため、本当に重要なのは日中の傾斜角度である」と説明している。

同氏はさらに、「コルチゾールのメカニズムは急性のストレスに反応して働く。コルチゾール系の調節メカニズムが障害を受けると、創傷治癒から血糖、血圧や免疫防御まですべてに影響が及ぶ可能性がある。生検結果の不明な状態が免疫系の破壊をもたらす可能性のあることを認めるべきである」という。

米オクスナーヘルスシステムOchsner Health System(ルイジアナ州)のJay Brooks博士は「今回の知見に驚きは感じない。非常にストレスがかかることなので、できるだけ迅速に生検の結果を患者に知らせるよう努力している」と述べている。研究結果は、米医学誌「Radiology(放射線医学)」3月号に掲載された。(HealthDay News 2月24日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=624306

2009年3月10日 10:37 [女性の健康]

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