マイクロサージャリーで乳癌(がん)治療後の腫脹を軽減 【海外ニュース】

マイクロサージャリーで乳癌(がん)治療後の腫脹を軽減

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マイクロサージャリー(顕微鏡下手術)によって乳がん)治療後のリンパ液貯留を軽減できるという新しい研究報告が、米カリフォルニア州ランチョミラージュで開かれた米国形成外科学会(AAPS)年次集会で発表された。リンパ浮腫は、乳治療の一部としてリンパ節切除や放射線療法を受けた女性の最大30%にみられる。この腫脹の症状は長期に及ぶことがあり、疼痛や衰弱、柔軟性の喪失を引き起こす。

米テキサス大学M. D.アンダーソンセンター(ヒューストン)形成外科クリニック所長のDavid W. Chang博士らは今回、リンパ管細静脈(lymphaticovenular)バイパスによって、リンパ浮腫のある女性患者のリンパ液貯留を年間25~39%軽減することができたという。このバイパス術は、直径約0.5mmの脈管にリンパ液を迂回させる低侵襲性の手技。

Chang氏は「リンパ浮腫は出口のないひどい交通渋滞のようなもの。リンパ液に逃げ道を与えるこの手技は、リンパ浮腫の軽減に非常に有用である。症状を取り除くわけではないが、患者に不利益はほとんどなく、重症度は大きく改善する可能性がある。リンパ浮腫のある乳患者のほとんどがこの手術を受けられる。ただし、最良の結果は、疾患初期、つまり罹患上肢の軟組織の硬化前に行うことで得られる」と述べている。

リンパ浮腫に対してこれまで用いられていた外科手技は、常に有効とは限らず、大多数の人は症状の管理や合併症予防のため、マッサージや運動、圧迫包帯などに頼ってきた。Chang氏は「この手技は全身麻酔と1泊の入院を要するが、骨盤内のによる脚のリンパ浮腫やフィラリア症によるリンパ浮腫に対しても実施でき、多くの人に影響を及ぼす可能性がある」としている。(HealthDay News 3月27日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=625394

2009年4月 8日 10:30 [癌(がん)]

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