ティーンエイジャーにおける菜食主義の暗い側面 【海外ニュース】

ティーンエイジャーにおける菜食主義の暗い側面

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健康に有益な菜食(vegetarian diet)の根底に、実は摂食障害がマスキングされている可能性が、新しい研究によって示唆された。菜食を試みたことのない者に比べて、10代の菜食主義者(ベジタリアン)は2倍、若年成人でも約2倍が、体重管理のためにダイエット薬や緩下薬(下剤)、利尿薬、嘔吐誘発など不健康な手段を用いていたという。

米セント・ベネディクト・アンド・セント・ジョンズSaint Benedict and Saint John's大学(ミネソタ州)栄養学部助教授のRamona Robinson-O'Brien氏らは「プロジェクトEAT-II: 10代の摂食(Eating Among Teens)」研究に参加した10代若者と若年成人2,516人のデータを収集。被験者を現菜食主義者、元菜食主義者、菜食主義未経験者に分け、さらに年齢によって10代(15~18歳)と若年成人(19~23歳)の2群に分けた。

各被験者にむちゃ食い(binge eating)、摂食コントロール喪失感の有無、極端な体重管理手段の使用について質問した結果、10代では、菜食主義者の約21%が不健康な体重管理手段を用いていたが、未経験者では10%であった。若年成人では、元菜食主義者(27%)のほうが現菜食主義者(16%)や未経験者(15%)よりもそのような手段を用いていた。

むちゃ食いや摂食コントロール喪失は、10代では現菜食主義者の21%、元菜食主義者の16%が報告したが、未経験者は4%のみであった。若年成人では、現菜食主義者(18%)が元菜食主義者(9%)や未経験者(5%)よりも多かった。若年成人の菜食主義者は未経験者に比べて過体重(overweight)や肥満(obese)になりにくかった。10代では、体重の統計学的有意差はなかった。

Robinson-O'Brien氏は「菜食主義者は一般的に過体重や肥満になりにくいが、元菜食主義者では極端に不健康な体重管理、現菜食主義者ではむちゃ食いのリスクが増大する可能性がある。医師や栄養士は菜食の便益だけでなく、リスク増大の可能性も認識しておくべきである」という。

米エール大学医学部予防研究センター(コネティカット州)所長のDavid L. Katz博士は「菜食主義には暗い側面(dark side)がある。思春期の若者が自ら菜食主義を選ぶ場合、健康の追求よりも助けを求める信号である可能性があるため、その理由を明らかにすることが重要である」と指摘している。研究結果は、米国栄養士協会(ADA)誌「Journal of the American Dietetic Association」4月号に掲載された。(HealthDay News 4月1日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=625630

2009年4月14日 10:10 [若年者の健康]

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