眼や髪、肌が黒くても遺伝子変異によりメラノーマリスクが増大 【海外ニュース】

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眼や髪、肌が黒くても遺伝子変異によりメラノーマリスクが増大

 

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眼や髪の色が濃く日焼けで皮膚が黒くなりやすい人は一般的にメラノーマ(黒色腫)になりにくいと考えられているが、そのような人でも、特定の遺伝子に変異があるとメラノーマの発症リスクが高い場合があることが新しい研究で明らかにされ、米デンバーで開催された米国がん)学会(AACR)年次集会で発表された。

米ペンシルベニア大学(フィラデルフィア)医学部疫学助教授のPeter Kanetsky氏によると、その遺伝子とはメラノコルチン-1受容体遺伝子(MCIR)。研究グループは、メラノーマ患者779人および非メラノーマ患者325人を対象に、MCIRの変異の有無を調べるとともに、日光曝露、日焼けのしやすさおよび身体的特徴について質問表に記入してもらった。過去の研究では、50種類を超えるMCIR変異が特定されており、このうち約4種類の変異がメラノーマリスク増大との関連が認められたという。今回の研究では、健康な被験者の約70%に何らかのMCIR変異がみられ、約27%に4種類の高リスク変異のうちの1つが認められた。メラノーマ患者では、78%にMCIR変異、43%に高リスク変異が認められた。

眼の色が濃い人でMCIR変異のある人のリスクは、眼の色が濃くて変異のない人の3倍であった。そばかすのできにくい人では、高リスク変異のある人でメラノーマリスクが8倍であり、日光曝露後に中程度から濃く日焼けする人でも高リスク変異を持つ場合、2倍のリスクが認められた。「黒く日焼けしやすく、紫外線の心配をする必要がないといわれている人でも、この変異があるとメラノーマ発症のリスクが高くなる可能性があることが明らかになった」と、米マサチューセッツ総合病院(ボストン)のDavid Fisher博士は述べている。

過去の研究では、MCIR遺伝子の変異が赤毛、色白、そばかすのできやすさに関連しているほか、肌や髪、眼の色の明るさについて調整してもなお、メラノーマリスク増大との間に関連があることが示されている。今回の研究では、赤毛や金髪の人ではMCIR変異によるメラノーマリスクへの影響は認められておらず、その理由はわかっていないが、他の生物学的プロセスまたは遺伝子がリスク増大の原因となっている可能性があると研究グループは述べている。

メラノーマは皮膚の中で最も深刻なものであるが、早期に発見できれば治癒率が高い。米国協会(ACS)によると、2008年には米国で約6万2,000人が新たにメラノーマを発症し、8,420人が死亡したと推定されている。現在、MCIR変異を調べる市販の検査法はないという。(HealthDay News 4月21日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=626150
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2009年5月 7日 18:38 [危険因子]

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