遺伝子スクリーニングで大腸癌(がん)の再発予測 【海外ニュース】

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遺伝子スクリーニングで大腸癌(がん)の再発予測

 

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大腸(結腸)がん)再発を予測するための遺伝子検査を最初に行うことが個別化療法に有用であり、より毒性の低い、よりよい標的療法の選択につながることが、英国の新しい研究によって示された。5月末、米オーランドで開催される米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次集会で報告される予定。

比較的早期であるステージII(※所属リンパ節、遠隔転移なし)の大腸患者(全症例の25~30%)は大多数が外科手術のみで治癒し、化学療法追加による便益が得られる患者は少ない。新しいOncotype DX検査では、これらの大腸患者のうち再発しやすい患者とそうでない患者を識別することができる。

英オックスフォード大学医学教授のDavid Kerr博士らは「再発のオッズが低い患者であれば化学療法を行わず、外科手術のみを行うことができる。この検査では化学療法がハイリスク群に実際に有益かどうかわからないが、化学療法を行う患者の選択という点では臨床的に有用なツールである」と述べ、2010年までには病院での使用が実現する見込み。

ASCO会長で米シカゴ大学医学部教授のRichard L. Schilsky博士によれば、この検査は乳患者をリスクによって層別化する既存のOncotype DX検査に非常に似ているという。Kerr氏らは今回、この既存の検査キットを販売しているGenomic Health社の資金援助を受けて研究を実施した。

Kerr氏らはまず、大腸患者約1,900例の約800の遺伝子を解析。その後、約1,500例について、早期の有望と思われる遺伝子サインを調べた。約半数が化学療法を受け、残り半数は受けなかった。研究の結果、特定の遺伝子の存在によって、再発リスクの高い患者と低い患者を予測できることが判明した。

同氏は「最初の7つの遺伝子サインで有意な再発スコアが得られる。これにより、再発リスクの低い(3年間の再発率が約10%)患者集団を示すことができる。それ以外の患者では、3年間の再発率が20~25%近くであり、化学療法が有益である可能性を示す。“ミスマッチ修復”や腫瘍の“Tステージ(※原発腫瘍の大きさと部位)”で再発が十分に予測できない患者では、このツールが臨床上の意思決定プロセスに有用になると思われる」としている。(HealthDay News 5月14日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=627111
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2009年5月26日 10:53 [癌(がん)]

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