鎮痛薬に対する反応の差に遺伝子が影響 【海外ニュース】

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鎮痛薬に対する反応の差に遺伝子が影響

20120704_w02.jpgオピオイド系鎮痛薬の使用により依存症や不快な副作用が生じるリスクには、遺伝子が大きく関与していることが新しい研究でわかった。

(医療用)麻薬とも呼ばれるオピオイドは、中等度から重度の疼痛治療で一般的に処方される薬剤で、モルヒネ、メサドン、オキシコドンなどがある。オピオイドの投与によって衰弱性の副作用を経験する人がいるが、問題のない人もいる。また、数カ月間オピオイドを使用しても依存症になりにくい人もいれば、数週間でなるリスクのある人もいる。

米スタンフォード大学医学部の研究グループは、このような患者間の差について検討するため、120組以上の双子、お互い何の関連もない人たちを対象に、麻酔医が処方する短時間作用型のオピオイド系鎮痛薬アルフェンタニルを投与し、その反応を評価した。その結果、二卵性双生児に比較して一卵性双生児ではアルフェンタニルに対する反応が似ていることがわかった。これは、遺伝子が主要な因子であることを示唆するという。

研究グループは、オピオイドの副作用リスクに対する患者間の差には遺伝子が大きく関与していると結論づけている。患者間の差は、吐き気に関しては59%が、掻痒感に関しては38%が、めまいに関しては32%が、呼吸抑制に関しては30%が、遺伝子の影響によるものであり、依存症リスクの評価値である薬剤嫌悪については36%が、薬剤嗜好については26%が遺伝子に起因するとしている。この研究は、医学誌「Anesthesiology」オンライン版に6月20日掲載された。

主任研究員の1人であるスタンフォード大学ヒト疼痛研究所教授のMartin Angst氏は、「今回の研究は、オピオイドに対する反応の個人差を解明しようというものであり、最終的には患者に合わせたオピオイド治療計画を可能とするための大きな一歩になる。この知見から、オピオイドを使うことでベネフィットを得られる可能性が高い患者と低い患者を特定し、どの程度積極的に治療を行い、監視するか、また長期治療の適応などの判定に役立てるために、分子遺伝学を利用することが強く推奨される」と述べている。

同研究チームは今年初め、オピオイドによる疼痛緩和の有効性の差は60%が遺伝子によるものであることを示す研究を発表している。(HealthDay News 6月20日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=665870
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2012年7月 3日 12:19 [医療全般]


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