ADHD治療薬が小児の睡眠障害に関連 【海外ニュース】

健康美容EXPO > 健康美容EXPOニュース > 海外ニュース:TOP > 子供の健康 > ADHD治療薬が小児の睡眠障害に関連

ADHD治療薬が小児の睡眠障害に関連

20151209_w01.jpg

注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療薬が小児の不眠の原因となる可能性が、新たな研究レビューで確認された。「Pediatrics」オンライン版に11月23日掲載された今回の解析では、ADHDの治療薬を処方された小児に、入眠や睡眠維持の困難が生じる場合があることが明らかにされた。

リタリン、コンサータなどのADHD治療薬には、生じ得る副作用の1つとしてすでに睡眠障害が記載されているが、これまでの研究では一致する結果が出ていなかったと、今回の解析を率いた米ネブラスカ大学リンカーン校のKatherine Kidwell氏は話している。さらに、ADHDの小児には服薬の有無にかかわらず睡眠障害がよくみられるため、薬剤の使用によりむしろ睡眠が改善されると主張する研究者もいる。

今回の研究では、ADHDの小児を、精神刺激薬を服用する群としない群に無作為に割り付けて比較した7件の臨床試験の結果を統合した。その結果、精神刺激薬を投与した群では睡眠障害が多くみられることが判明。例えば、ある研究ではメチルフェニデート(リタリンのジェネリック薬)を服用した小児群は、1日の平均睡眠時間がプラセボ群に比べ約20分短かった。

「小児の服薬を中止することは勧めないが、睡眠障害がみられる場合は親が小児科医に相談することを勧める」とKidwell氏は話す。小児が1日に精神刺激薬を服用する回数が多いほど、夜間に眠りにつくまでに時間がかかることが明らかにされているため、1つの対処法として、1日1回服用する持続放出性の製剤に切り替えることも考えられると研究グループは述べている。

米ニクラウス小児病院(マイアミ)のTrevor Resnick氏は、子どもを毎日同じ時間に寝かせ、電子機器類を寝室に置かないなどの習慣づけが必要だと述べるとともに、小児の正常な脳の発達のためには毎日十分な睡眠をとることが「極めて重要である」と付け加えている。一方で、ごく少数の小児はADHD薬に関連する睡眠障害を発症することもあり、今回の知見は意外なものではないと、同氏は強調している。

Kidwell氏は、どんな薬剤にも副作用はあり、親はADHD治療薬の「コストと便益」を総合的に比較する必要があると指摘。「今回の研究は、そのコストの1つに関する新たな情報を提供するものにすぎない」と述べている。(HealthDay News 2015年11月23日)

http://consumer.healthday.com/kids-health-information-23/attention-deficit-disorder-adhd-news-50/adhd-medications-can-cause-sleep-problems-705504.html
Copyright (c) 2015 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
論文アブストラクト:
http://pediatrics.aappublications.org/content/136/6/1144

 

2015年12月 9日 10:38 [妊娠・出産・育児]|[子供の健康]

Tie2(タイツー)連載コンテンツ

Tie2(タイツー)

イベント・セミナー情報

2017年10月17日(火) ~ 2017年10月18日(水)
フランチャイズ比較フェア in 東京

【INDEX】
2017年10月 展示会情報

スキンケア amazon 売れ筋ランキング
保湿乳液
※情報提供:Amazon.co.jp(情報は毎日1度更新)
※価格は変動している場合がございますので、ご了承下さい。
健康業界・美容業界に関連するご意見・ご相談はお気軽に
Copyright© 2005-2017 健康美容EXPO [全研本社株式会社] All Rights Reserved.