中年期からの体重減少はその後の認知症リスクに関連 【海外ニュース】

健康美容EXPO > 健康美容EXPOニュース > 海外ニュース:TOP > 高齢者の健康 > 中年期からの体重減少はその後の認知症リスクに関連

中年期からの体重減少はその後の認知症リスクに関連

20160210_w01.jpg

中年期から高齢期にかけて体重が減少すると、記憶力と思考力が低下するリスクが高まり、これが認知症につながる可能性があることが、米メイヨークリニック(ロチェスター)のRosebud Roberts氏らの研究で示唆された。研究論文は、「JAMA Neurology」オンライン版に2月1日掲載された。

Roberts氏らは、10年ごとに体重が11ポンド(約5kg)減少すると、知的能力が低下するリスクが24%ほど高まる可能性があることを示した。

同氏らは、2004年に開始したメイヨークリニック加齢研究に参加した70歳以上の男女約2,900人のデータを集めた。中年期の身長・体重の測定値は診療録から入手した。平均4年以上の追跡調査中、524人に記憶力や思考力の低下(軽度認知障害:MCI)がみられた。

MCI患者は高齢であるか、もしくはアルツハイマー病のリスク上昇に関連する遺伝子突然変異であるAPOE e4対立遺伝子を保有している傾向があった。また、精神的に健康なままであった人よりも、糖尿病高血圧を有する可能性が高く、脳卒中または心疾患の既往がある可能性が高かった。

さらにMCI患者は、精神的に健康であった人に比較して、中年期以降10年あたりの体重変化も大きかった。精神的に健康な人の2.6ポンド(約1.2kg)に対し、MCI患者は4.4ポンド(約2kg)減少していた。

Roberts氏は、「知的能力が早期に低下した成人の約5~15%は認知症に進行する。医師は、特に理由がないのに体重が減少している患者を監視すべきだ。意図しない体重減少は、精神機能が低下する可能性のある患者の特定に役立つかもしれない」と述べている。(HealthDay News 2016年2月1日)

http://consumer.healthday.com/vitamins-and-nutrition-information-27/weight-loss-news-703/dropping-pounds-in-midlife-may-boost-later-dementia-risk-study-707629.html
Copyright (c) 2016 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
論文アブストラクト:
http://archneur.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=2484548&resultClick=3

 

2016年2月10日 10:18 [研究発表]|[高齢者の健康]
健康業界・美容業界に関連するご意見・ご相談はお気軽に
Copyright© 2005-2019 健康美容EXPO [全研本社株式会社] All Rights Reserved.