神経障害性疼痛による運動障害はオピオイド鎮痛薬では軽減しない 【海外ニュース】

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神経障害性疼痛による運動障害はオピオイド鎮痛薬では軽減しない

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神経障害性疼痛がある患者では、処方された麻薬性鎮痛薬を服用しても、運動の改善や障害の軽減は得られないとの研究結果が、アルバータ大学(カナダ)理学療法学准教授のGeoff Bostick氏らにより報告された。

Bostick氏は、「麻薬性鎮痛薬は強力な鎮痛薬となりうるが、必ずしも機能改善が伴うわけではなかった。機能を決定する因子は疼痛のほかにも存在する」と話している。

今回の研究は、糖尿病や神経圧迫などが原因の神経障害性疼痛のある患者約800人を対象として追跡調査を実施し、身体機能に関するアンケートに回答してもらった。一部の患者はモルヒネ、コデイン、タイレノール3などの麻薬性鎮痛薬を処方されていた。

その結果、6カ月および12カ月後の調査時点で、鎮痛薬を使用しなかった患者と比較して、使用した患者における運動・障害の改善の大きさに有意な変化はみられなかった。

同氏は、「理学療法士としては、痛みがあっても運動を促進できる方法をみつけるための手伝いをしたい」と話しており、慢性疼痛患者は、医師から身体活動の許可を得たら、段階的アプローチをとるように勧めている。「活動量を増やすときは、自分の耐久力を慎重に測定すべきだ。痛みの限界まで歩くのでなく、許容範囲の50%でやめておくこと。毎週少しずつ、時間をかけて活動量を増加させていけば、次第に耐久力もついてくる」と、同氏はアドバイスしている。

研究の詳細は「Pain Medicine」に掲載されている。(HealthDay News 2016年2月1日)

http://consumer.healthday.com/bone-and-joint-information-4/pain-health-news-520/painkillers-don-t-reduce-disability-study-says-707363.html
Copyright (c) 2016 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
論文アブストラクト:
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/pme.12702/abstract

 

2016年2月12日 11:30 [研究発表]|[薬剤情報]

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