血圧の長期的な変化が脳卒中リスクを予測 【海外ニュース】

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血圧の長期的な変化が脳卒中リスクを予測

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脳卒中や早期死亡のリスクを予測するには、個々の血圧測定値よりも全体的な変動パターンを見るほうがよいことが、新たな研究で示唆された。エラスムス大学医療センター(オランダ、ロッテルダム)のMarileen Portegies氏は、「血圧が緩やかに上がるか、急激に上がるかが有用な情報となる」と述べている。

今回の研究では、ロッテルダム郊外に住むオランダ人6,700人以上(55~106歳)を対象に、20年間の収縮期血圧のデータを集めた。1990年に試験を開始し、20年で5回の追跡検査を実施した。収縮期血圧とは、血圧の上の数値で、心臓が収縮して血液を押し流すときに動脈にかかる力のことだ。

試験の結果、中年期から血圧が急激に上昇した人と、高かった血圧が65歳以降に降下した人は、80歳までに脳卒中を発症するリスクおよび血圧関連の疾患で死亡するリスクが特に高かった。中等度の高血圧を維持した人は脳卒中リスクが高かったが、死亡リスクは低かった。正常血圧から徐々に上昇した人は脳卒中リスクが特に低く、死亡リスクも低かった。

Portegies氏らは、全部で4つの血圧変動パターンを特定した。

・正常血圧(120mmHg)から高血圧(160mmHg)へと徐々に上昇する。最も多くの人にみられたパターン。
・中年期は正常血圧だが、急激に上昇して非常に高くなる(200mmHg)。
・中年期から変わらず中等度の高血圧(140mmHg)である。
・中年期は高血圧(160mmHg)であったが65歳以降に降下する。男性に多く、降圧薬を服用する患者の比率が高かった。

20年間に1,000人以上の対象者が脳卒中になった。血圧が徐々に上昇した群と比較したときの脳卒中リスクは、65歳以降に血圧が降下した群で最も高く(13.6%)、次いで血圧が急激に上昇した群(8%)、中等度の高血圧で変化のなかった群(5%弱)であった。脳卒中と死亡のリスクが最も高かったのは、中年期の血圧が高かった群と、血圧が急激に上昇した群であった。

この報告は「Hypertension」に5月9日オンライン掲載された。

米ノースウェル・ヘルス・サウスサイド病院(ニューヨーク州)のAndrew Rogove氏は、「この知見から、定期的な血圧チェックと若いうちからの降圧治療の重要性が示された。一方で、本研究は主に白人の集団を対象としたものであるため、他の集団でも再現性を確認する必要がある」と指摘している。(HealthDay News 2016年5月9日)

https://consumer.healthday.com/senior-citizen-information-31/misc-aging-news-10/blood-pressure-patterns-may-predict-stroke-risk-710811.html
Copyright (c) 2016 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
論文アブストラクト:http://hyper.ahajournals.org/content/67/6/1126.full

 

2016年5月18日 10:25 [研究発表]

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