健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

「アスタリフト」環境への取り組みを強化 レフィル対応容器「スマートレフィル®」を共同開発/富士フイルム

富士フイルム株式会社は、交換しやすさと衛生面を考慮したスキンケア化粧品用のレフィル対応容器「スマートレフィル®」を容器メーカーと共同開発しました。本容器の採用により、従来に比べて容器に使用するプラスチック量の大幅な削減を実現しました。

まずは、平成28年9月1日に発売する高機能化粧水「アスタリフト モイストローション」に「スマートレフィル®」を採用いたします。今後、本容器を他のアスタリフトシリーズ製品にも展開し、化粧品事業における環境への取り組みをより強化します。

化粧品業界では、地球温暖化対策の一つとして、容器に使用する素材量を削減するため、レフィル対応容器の導入が進んでいます。同社は、平成24年にスキンケアシリーズ「アスタリフト」をリニューアルする際、10品目にレフィル対応容器を採用しました。化粧水など液状の化粧品は、ポンプヘッドを外して容器内に中身を注ぐ詰め替えタイプのレフィルが主流の中、同社はポンプヘッドを含む内容器ごと交換するカートリッジタイプを採用しました。

カートリッジタイプは交換時に、中身を吸い上げるためのチューブが外部に露出せず、衛生的であるため、ご愛用のお客さまから大変ご好評いただいています。その一方で、外容器と内容器の二重構造になるため、「本体サイズがもう少し小さいとよい」、「残量が見えるようにしてほしい」とのご意見をいただいていました。

20160705_002.jpg

そこで同社は、容器メーカーと共同で、液状の化粧品用に、新たな構造のレフィル対応容器「スマートレフィル®」を開発。外容器をなくし、ポンプヘッドを取り外してボトルだけを交換する方式を採用したことで、スリムなサイズを実現するだけでなく、残量も見やすくなりました。

また、従来と同様に、ボトルには、中身を吸い上げるためのチューブが内蔵されているため、交換時にチューブが外部に露出せず、衛生的で、周囲が汚れません。ボトルには中栓があり、ポンプヘッドを取り付けた時に初めて開栓される構造なので、開栓前にボトルを倒しても中身が漏れる心配がありません。

初めて「スマートレフィル®」を採用する、高機能化粧水「アスタリフト モイストローション」は、容器を構成するパーツ数を減らすことで、使用するプラスチック量を従来比で約6割削減。また、同製品には、お客さまご自身が日常生活で排出する1日分のCO2排出量(約6kg)を埋め合わせすることができる「カーボン・オフセット」(*1)が付与されています。同社は、環境省が新たな「地球温暖化対策」として、CO2削減に繋がる製品・サービス・行動の選択を呼び掛ける「COOL CHOICE」(*2)に賛同し、同製品を展開します。

これまで、スキンケアシリーズ「アスタリフト」では、レフィル対応容器を採用し、容器のプラスチック量を削減するなど、化粧品事業における環境活動に積極的に取り組んできました。今回開発した「スマートレフィル®」は、お客さまのニーズにお応えすると同時に、容器に使用するプラスチック量のさらなる削減やCO2排出量の削減にも貢献しています。

富士フイルムは、今後もより多くのニーズを捉えた独自性の高い製品をお届けし、人々の美容と健康に貢献しながら、お客さまとともに環境保全に取り組んでいきます。

*1 日常生活や経済活動において避けることができないCO2などの温室効果ガスの排出について、他者が行う温室効果ガスの削減・吸収のプロジェクトに投資することなどにより、埋め合わせするという考え方。

*2 環境省が推進する、省エネ・低炭素型の製品・サービス・行動などを選択しようと呼びかける国民運動の総称。

【詳細は下記URLをご参照下さい】
富士フイルム株式会社 2016年7月5日発表
富士フイルム株式会社 公式サイト

 

 

2016年07月05日 17:58

関連記事