高齢者の薬の飲み忘れ、年齢、物忘れ、性別がリスク因子 【海外ニュース】

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高齢者の薬の飲み忘れ、年齢、物忘れ、性別がリスク因子

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加齢と物忘れの進行により、特に男性では薬の飲み忘れの問題が起きやすくなることが、米デューク大学(ノースカロライナ州ダーラム)のBrenda Jamerson氏らの研究で示唆され、論文が「Journal of the American Geriatrics Society」オンライン版に6月20日掲載された。

Jamerson氏は、「高齢者が服薬を忘れ、適切に服用できない場合、健康状態の悪化などにつながる可能性がある。服薬の時間や用量を間違えれば、重篤な副作用も生じうる」と話す。

本研究は、65歳以上のノースカロライナ州住民4,100人超を対象とした。対象者には視力または聴力の低下などの問題があるか、糖尿病高血圧、脳卒中、心臓発作、がんの既往があった。

加齢が進むにつれ、正しい時間に正しい薬剤を服用することは難しくなることが判明した。たとえば、研究開始時、服薬に介助が必要な高齢者は7%強に過ぎなかったが、3年後には、研究開始時には介助が不要だった11%が何らかの援助を要するようになった。

全体として、80歳以上の対象者では、服薬に介助を要する確率は65~69歳の対象者の1.5~3倍だった。その他の要因として、特に記憶障害は鍵であり、日常生活の作業に問題を抱える人では服用を忘れるリスクも高かった。また、男性は介助を要する確率が女性よりも1.5~2倍高かった。

別の専門家は、今回の研究は重大な問題を強調していると指摘。高齢者の服用を管理する方法として、薬瓶のラベルの日付をみて服薬状況を確認する、医師や薬剤師に相談して現行の薬の必要性について再検討する、ラベル付きピルケースなどの「服薬遵守」ツールを利用する、といったコツを紹介している。(HealthDay News 2016年6月30日)

https://consumer.healthday.com/senior-citizen-information-31/misc-aging-news-10/why-some-seniors-don-t-take-their-medications-712253.html
Copyright (c) 2016 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
論文アブストラクト:
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jgs.14166/abstract

 

2016年7月14日 10:16 [徴候・症状]|[高齢者の健康]
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