心疾患治療薬の開発スピードが減速 【海外ニュース】

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心疾患治療薬の開発スピードが減速

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心疾患は依然として世界の死亡原因の首位を占めているが、心疾患を治療する薬剤の開発スピードには減速がみられることが新たな研究で明らかにされ、「JACC: Basic to Translational Science」8月29日号に掲載された。

医薬品研究開発プロジェクトを分析した結果、1990年から2012年の間に、心臓病薬の臨床試験の割合が減少していることが判明した。この期間に347種の心臓病薬が臨床試験に入っており、その多くが高血圧治療、血栓の予防、血中脂質濃度の低減を目的とするものであった。

臨床試験は、相(フェーズ)と呼ばれる一連の段階を踏んで実施される。それぞれの相は、医薬品の安全性と有効性について異なる疑問に答えることを目的としている。1990~1995年には、第1相試験679件のうち108件(16%)を心臓病薬が占めていたが、2005~2012年には2,366件中125件(5%)であった。また、第3相試験では、1990年には21%が心臓病薬であったが、2012年には7%のみを占めていた。同期間にがん治療薬の数は増加しているという。

研究著者で米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院およびハーバード大学医学部(ボストン)准教授のAaron Kesselheim氏は、「この知見は、心血管系の研究開発活動にこの20年でいくつかの重要な変化があったことを浮き彫りにする」と述べ、「重要なことは、新たに研究が開始される心血管治療薬の総数は減っているが、新たな生物学的経路を標的とする薬剤の数は相対的に増えているということである」と話している。

以前は大手の製薬企業がほとんどの心疾患関連薬を開発していたが、小・中規模の企業により開発される薬剤の数が増えていることもわかった。同誌の編集長であるDouglas Mann氏によると、「この知見は必ずしも悲観的なものではない。新薬が減少しているということは、既に利用できる薬剤に類似する模倣薬が減少しているということでもある」と言う。また、「今回の研究は、心血管治療薬は他の薬剤に比べて開発のリスクが高いという前提に異を唱えるものでもある」と、同氏は付け加えている。

研究著者らによると、米国では心疾患が死亡原因の3分の1を占めているという。(HealthDay News 2016年8月29日)

https://consumer.healthday.com/clinical-trials-information-35/clinical-trials-news-136/heart-drugs-clinical-trials-jacc-bts-release-batch-2839-714211.html

Copyright (c) 2016 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
論文アブストラクト:
http://basictranslational.onlinejacc.org/content/1/5/301

2016年9月 6日 18:09 [薬剤情報]

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