低脂肪食により高額ながん治療薬の吸収率が向上する可能性 【海外ニュース】

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低脂肪食により高額ながん治療薬の吸収率が向上する可能性

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高価な前立腺がん治療薬であるザイティガの服用時に、低脂肪の食事を一緒に摂取することにより、薬剤費を4分の3削減できる可能性があるという新たな研究結果が報告された。

研究著者で米シカゴ大学助教授のRussell Szmulewitz氏は、「この薬剤は食事と一緒に服用すると吸収効率が格段によくなることが判明した。空腹時に服用するのは非効率的であり、無駄ですらある」と述べている。ただし、患者が自分の判断で勝手に用量を減らしてはいけないと同氏は警告し、「今回の研究は、低用量でも効果があると断定するには規模が小さすぎる。予備的なエビデンスにはなるが、決定的なものではない。医師は患者の要求に基づいて慎重に判断する必要がある」と助言している。

ザイティガ(一般名:アビラテロン酸)は、一般に12~18カ月服薬を続ける必要がある。米国ではこの薬剤の費用は1カ月あたり9,000ドルを超え、健康保険に加入していても自己負担額は月1,000~3,000ドルになるという。

今回の研究では、進行前立腺がん患者のうち、同薬250mgを低脂肪の朝食とともに服用した36人と、空腹時に標準用量の1,000mgを服用した36人との間にアウトカムの差はみられなかった。いずれの群も、PSA値による無増悪期間は約14カ月であった。

この研究は米国臨床腫瘍学会(ASCO)泌尿器がんシンポジウムで2月13日に発表された。学会発表された知見は一般に、査読を受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。

Szmulewitz氏は、「前立腺がんの治療だけでなく、支払いのことも気にかける医師は今回の結果を考慮する価値がある」と述べている。この知見は、薬代の支払いが難しい進行前立腺がん患者が、医師の厳密な監視のもと、低脂肪食を一緒に摂ることにより薬剤の減量を検討できることを示唆するものだという。これにより患者1人あたり月に最大7,500ドルを節約することができる。

「薬を食事と一緒に服用してもらうだけで、がん患者の薬代を月に数千ドルも削減できるのであれば大きい」と、Szmulewitz氏は話す。研究グループによると、高脂肪食とともに同薬を服用した場合はさらに吸収率が高かったが、低脂肪食に比べて、薬剤濃度が予測できないほど上昇したという。

米国では2017年には16万人以上が前立腺がんと診断されると予想されており、2万7,000人弱の男性が前立腺がんで死亡すると、米国がん協会(ACS)は推定している。(HealthDay News 2017年2月17日)


https://consumer.healthday.com/cancer-information-5/prostate-cancer-news-106/low-fat-meal-may-boost-costly-cancer-drug-719668.html

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2017年2月28日 11:31 [癌(がん)]

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