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ディー・エヌ・エー / インターネット版中間卸問屋の開設を発表、「健康ビジネスEXPO」ほか複数のB to Bサイトとの提携も

 (株)ディー・エヌ・エー(本社東京都渋谷区、南場智子社長)は、インターネット上の卸問屋「ネッシー(NETSEA)」を11月21日に開設することを発表した。サプライヤー(卸・メーカー)とバイヤー(ネットショップ・実店舗)を結びつけるB to Bマーケットプレイスの役割を担う。
 「ネッシー」は“ネットで仕入れ”の略称で、サプライヤーとバイヤーを結びつけるB to Bマーケットプレイスの役割を担い、中間卸として機能。サプライヤーにはEC機能・バイヤーの情報・販売代金回収代行業務、バイヤーには商品情報・サプライヤーの情報・決済サービスなどを提供していく。
 従来の商取引ではサプライヤーとバイヤーの中間卸の場合、商圏の範囲が限定されがちだが、「ネッシー」においては商圏や小売店の規模にとらわれないため、仕入先を探している多数のバイヤーが集まり、サプライヤーにとって新規バイヤーの獲得が容易となる。バイヤーにとっても、いつでもどこからでも、「ネッシー」を利用して必要な商材を探し、必要なときに必要な数だけ仕入れることが可能となる。
 決済方法についてはオリックス(株)(本社東京都港区、藤木保彦社長)と提携し、同社がバイヤーの与信審査とサプライヤーの販売代金の回収を代行。これによりサプライヤーは、バイヤーに対して行う審査・与信業務を大幅に簡略化でき、さらにバイヤーと取引する際に懸念される代金回収リスクを負うことなく取引できるというメリットがある。また同社がバイヤーと支払委託契約を締結するため、サプライヤーは支払委託契約に基づき、同社から売買代金を一括で受けることができ、管理コストの大幅な削減が可能となる。
 サイト開設時には、出品カテゴリを雑貨、生活用品、アパレル、美容・健康などからスタートし、順次他のカテゴリを拡大予定。「ネッシー」には、オークション&ショッピングサイト「ビッダーズ」に出店する法人店舗(2311店:6月末時点)がサプライヤー・バイヤーとして参加する。また、他社のB to Bサイトと提携・連携することで「ネッシー」への新規参加者を誘導していきたいとしている。
 現在提携が決まっているサB to Bサイトは、「健康ビジネスEXPO」(サプライヤー900社/バイヤー9500社)、「B-tas(ビータス)」(サプライヤー2572社/バイヤー7521社)、「ザッカネット」(サプライヤー1826社/バイヤー3178社)。美容健康カテゴリに関してはリアルコミュニケーションズが業務協力し、サービススタート時より人気商品での特設会場の設置を行う予定。

2006年10月25日 10:00