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ドクターシーラボ / エレクトロポーレーション技術により有効成分の浸透促進、導入美容液「アクアインダーム ディーエヌエッセンス」を発売

リンクルモイスチャー「3Dディープ ボトリウム プレミアムリフト」写真 (株)ドクターシーラボ(本社東京都渋谷区、石原智美社長)は9月1日、スキンケアの有効成分を浸透させる肌へと導く導入美容液「アクアインダーム ディーエヌエッセンス」を発売する。販路は全国113店舗の百貨店、直営店カウンター、通信販売など。
 業界で初めてエレクトロポーレーション(電子穿孔)理論をベースに「e-モーメントシステム」と「インダームフォースシステム」を採用している。同理論は、細胞壁を取り除いた細胞に電圧をかけて遺伝子を入れるもので、これまで植物に対して用いられてきた。今回、同理論を肌へと応用したことで、成分の浸透を促進して、使用する機能性化粧品の効果を高める。
 「e-モーメントシステム」は、イオン導入器の機能を実現する。使用する水は皮膚に刺激となる不純物を排除した「超純水」を採用したことで、有効成分を低刺激で肌に届ける。超純水には、肌の保湿成分“NMF”、“ミネラル”成分を配合。配合成分には、電極によって微弱電荷を浴びせて分子内電荷分離を活性化している。その電荷処理水を肌に塗布すると、分子内電荷分離によって偏ったマイナス極部分が肌表面のプラス極に吸い寄せられ、表面のプラス極と融合して帯電を一時的に中和させ、肌のバリア機能を麻痺させる。浸透時には分子内電荷のプラス極が、肌表面のプラス極に反発することで、成分を肌の奥へ押し込みすばやく浸透させる。
 有効成分の浸透ルートを作り出す「インダームフォースシステム」は、“乳酸桿菌/ブドウ果汁発酵液”、“セラミドポリマー”、ナノ化した“リゾレシチン”、“テトラヒドロピペリン”の4種類の成分で構成されたオリジナルコンプレックス。効果は、表皮の防壁となっている(1)古い角質を剥がれやすくし、(2)角質を柔軟にし、(3)角質層の弱った細胞や細胞間脂質を微小破壊し、有効成分の浸透ルートを整備し、(4)血行を促進する。これらにより、「e-モーメントシステム」で確保した浸透ルートを、さらに浸透しやすい状態の肌にする。
 臨床試験では、同製品を使用した皮膚と使用しない皮膚のそれぞれに対して7%の“APPS”(ビタミンC誘導体)ローションを塗布し、有効成分の浸透度を比較した。テープストリッピング法により角質細胞を採取して、角層外から5~8層に存在する“APPS”を経時定量した。試験の結果、塗布1時間後のそれぞれ肌の“APPS”濃度は有意な差を示した。さらに、製品を使用した肌は、塗布直後より著しい吸収浸透濃度を表し1時間後に最高濃度を示した後に減少に転じた。このことから、有効成分は急速に表皮に浸透した後、肌の深部に速やかに吸収されたと考えられる。一方で製品を使用しなかった皮膚は、経過時間とともに“APPS”濃度が緩やかに増えたが、表皮内残留が漸増しており、表皮内に貯留したまま深部への吸収が相当な時間をかけて行われたことが考えられる。これらの結果から、同製品で前処置塗布された皮膚への有効成分の浸透は、前処置なしに比べて速やかにかつ大量に浸透することがわかったという。
 税込価格は、50ml・5775円。

2007年08月02日 16:30