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協和発酵 / 食用利用解禁の“L-シトルリン”を食品・飲料向けに発売

「発酵シトルリン協和」写真 協和発酵工業(株)(本社東京都千代田区、松田譲社長)は、同社独自の発酵技術で製造する高純度“L-シトルリン”「発酵シトルリン協和」の国内販売を4日より開始した。“L-シトルリン”は、8月17日に厚生労働省による「医薬品的効能効果を標榜しない限り医薬品と判断しない成分(原材料)の食品衛生上の取り扱いの改正について」の通達で食用利用が解禁された。
 “アミノ酸”の一種である“L-シトルリン”は血管拡張作用、疲労軽減、運動能力向上、成長ホルモン分泌促進作用などの機能が期待され、米国ではスポーツサプリメントや強壮系サプリメントなどとして活用。欧州では20年以上前から“Lシトルリンーリンゴ酸塩”がOTC薬として流通しており、日本でも4月の食薬区分改正による非医薬品リスト追加以降、その食用利用解禁が待たれていた。
 
 “L-シトルリン”は、“タンパク質”を構成しない“遊離アミノ酸”で、スイカの実に多く含有する。なかでもアフリカ南部のカラハリ砂漠に生える乾燥耐性野生スイカの葉の細胞中には420mg / 100g(湿重量)も含有しているとの報告があり、過酷な環境化で生息できる要因と考えられている。体内では、腎臓で“L-アルギニン”に変換されることで一酸化窒素(NO)を産生し、このNOが血管拡張に作用する。また、有害なアンモニアを解毒するオルニチン回路の構成成分としても知られる。
 同社は、様々な機能性を持つ“L-シトルリン”を製造から販売まで一貫して行う国内唯一のサプライヤーで、米国サプリメント市場向けへはすでに2005年から供給を開始している。すでに海外産“L-シトルリン”の供給をスタートしているサプライヤーもあるが、同社では今後、万全の供給体制で販売展開を進めていく。まずは、新素材の“L-シトルリン”の認知度向上を図りながら、初年度30トン、1~2年後をメドに100トン以上の国内販売を目指す。
 “L―シトルリン”は、加工のしやすさから幅広い用途が考えられ、サプリメントをはじめ様々な食品での利用が可能。同社では原料供給とともに10月には食品としては日本初の“L-シトルリン”配合の健康食品の発売を予定している。

2007年09月07日 19:30