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『フラバンジェノール』およびテアニン含有食品の月経前症候群に対する作用を確認

(株)東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、『フラバンジェノール®』およびテアニン含有食品の月経前症候群に対する作用を確認。第17回日本未病システム学会学術総会(2010年11月13日(土)~14日(日)、沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」)で発表した。

『フラバンジェノール®』は、同社独自素材で、フランス南西部ランド地方に植林された海岸松の樹皮から抽出される機能性素材。オリゴメリック・プロアントシアニジン(OPC)を主成分としたポリフェノールを豊富に含み、抗酸化作用や血流改善作用など様々な生理活性を示すのが特徴となっている。

今回、同社は、九州大学医学部婦人科学産科学教室 田中麗子医師との共同研究において、『フラバンジェノール®』およびテアニン〔注①〕含有食品の月経前症候群(PMS)〔注②〕に対する作用を臨床試験にて確認した。

■ 発表骨子

PMSの診断基準に当てはまる成人女性6名(平均年齢28.0±2.4歳)を対象として、『フラバンジェノール®』40 mgおよびテアニン100 mgを含有した食品を、2回の月経期間が終了するまで、毎日朝食後に摂取させた。

被験者にはそれぞれ、月経が終了するごとにアンケートを実施し、摂取前後でのPMS諸症状の変化について評価を行った。

また、具体的なPMS症状として、身体的症状では「頭痛」、「乳房の張り・痛み」、「下腹痛」および「腰痛」の4項目、精神的症状では「イライラする」、「攻撃的になる」、「憂鬱になる」および「集中できない」の4項目について、摂取前後での症状の変化の評価を行った。

その結果、身体的症状においては、6名中5名(83%)に、精神的症状においては6名全員(100%)に改善が認められた。

このことから、『フラバンジェノール®』およびテアニン含有食品は、複数のPMS症状に悩む女性の一助となり、その結果、それらの女性のQOL(Quality of Life;生活の質)向上に寄与する可能性が示唆された。

〔注①〕 テアニン

お茶に特徴的に含まれるアミノ酸の一種で、リラックス効果や睡眠改善効果、抗ストレス効果などが報告されている。

〔注②〕 月経前症候群 (PMS)

Premenstrual Syndromeの略。「月経前3 ~10日の間続く精神的あるいは身体的症状で,月経発来とともに減退ないし消失するもの」と定義される(日本産婦人科学会)。主な症状としては、「頭痛」、「乳房の張り・痛み」などの身体的症状や、「イライラする」、「憂鬱になる」などの精神的症状が挙げられるが、その症状の強さ・頻度には個人差がある。